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PICA200は、ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)が開発した車載システムや携帯電話、携帯ゲーム機などのモバイル端末向けの3DグラフィックスIPコア(GPU)である。ニンテンドー3DSに搭載される事で特に話題となった。 SIGGRAPH 2006においてFuturemark社との共同で動作デモを公開した。 (実際の動画 ) == 概要 == PICA200はワークステーション向けGPUであるULTRAY2000を元にしており、プロセス技術の進展により携帯機器向けのLSIに組み込めるレベルまで小型化されている。 2000年以降、GPUはプログラマブルシェーダーに対応することで柔軟性が飛躍的に増大し、各社はシェーダーコアとしてのGPU性能の向上に努めてきた。この概念は消費電力やチップコストがある程度許容できるPCやワークステーション、あるいは据え置きゲーム機などのGPUとしてはうまく適合したが、組み込み機器向けとしては性能対消費電力の面で効率があまりよくなかった。 この状況へのアンチテーゼとして、プログラマブルシェーダー中でよく使われる定番のテクニックを逆に専用ハードウェアの形で実装することで、シェーダーコアを搭載せずに必要十分なグラフィック処理能力を持たせる事が可能となる。DMP社はこの考えを軸に独自GPUの開発に乗り出した 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「PICA200」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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