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『PONK!!』(ポンク)は、聖飢魔IIの第十一教典でB.D.5年(1994年)7月1日に発布された、オリジナル作品としては8作目となる大教典。 == 概要 == 1993年、ロックオペラ『ハムレット』への全員出演、小教典「世界一のくちづけを」の発布、一部構成員の個悪魔(ソロ)活動を経た聖飢魔IIは翌平成6年6月6日(悪魔の日)、「TEENAGE DREAM」と「闘う日本人」の2枚の小教典を同日発布した。 そして7月1日、オリジナル作品としては1992年の『恐怖のレストラン』以来約2年ぶりとなる今作を発布した。 アパートメントを借りて生活しながら、ロンドンのABBEY ROAD STUDIOSにて制作された。ブックレットの各構成員の紹介には担当楽器の他にロンドンでの生活の様子がうかがえる記載がなされている(後述)。 いわゆるポップスの括りでのバラードが複数収録され(ただし一曲一曲ごとにアプローチを大きく変えている)、その他ポルカ、J-POP、AOR、ギターとキーボードの掛け合いによるプログレハード、ハードポップ、フォークなど、平素の聖飢魔IIとはまったく異なるジャンルの音楽性を多数盛り込み、幅広いバンドサウンドを模索した意欲的な作品で、『THE OUTER MISSION』における暴力的なヘヴィメタルからの脱却以降の音楽性の決算的な位置づけと同時に、後年アプローチを深める聖飢魔II流ポップスの原点となる大教典である。そのためかどうか、前作に引き続いて本作もデーモン閣下の作った楽曲が多い。 ジャケットで使用されている写真は、英国の衛兵が実際に貧血で倒れている場面だそうだが、同じ写真(ただしそちらはカラー)がSex Pistolsのベスト盤『Jubilee』のジャケットにも使用されている。 デーモン閣下のスキャンダルの影響により、ソニーからのオリジナル作品のリリースは今作が最後となり、次の大教典『メフィストフェレスの肖像』(1996年)はBMGからリリースされることとなる。 このアルバムは90年代後半以降長らくの間多くのソニー期のアルバムと同じく廃盤であったが、2013年7月17日にリマスターで復刻された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「PONK!!」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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