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ポスコ(POSCO)は、韓国最大の製鉄会社。かつては浦項総合製鉄という社名だったが、2002年5月に現在の社名に変更した。 == 概要 == === 歴史 === 1973年、日韓基本条約に伴う対日請求権資金などによる資本導入〔 浦項総合製鉄第1期工事(1973年)の総額は外国資本約1億6800万ドル、韓国国内資産463億3000万ウォンにのぼり、外国資本が約60パーセントを占めた。国際協力銀行『韓国の高度成長に果たした円借款の役割 』(2004年7月)の"Foreign Capital used during the 1st Phase Construction of the Pohang Integrated iron-mill"によると、外国資本の内訳は次の通り。 # 日韓基本条約に伴う請求権資金(経済協力金)より無償3,080万ドル。 # 同、有償4,642万8千ドル(年利3.5%、7年猶予、13年返済)。 # 日本輸出入銀行より5,449万8千ドル(年利5.875%、1年猶予、11.5年返済)。 # Japan oriental cottonより1,398万7千ドル(年利6.5%、1年猶予、10年返済)。 # VOEST company of Austriaより2,434万5千ドル(年利6.5%、3.4年猶予、8.5年返済)。 また、総合製鉄所建設に至るまでの経緯については、やや当時の政権に批判的な視点ながらも、姜先姫 「南朝鮮における日本の経済協力-浦項総合製鉄所建設をめぐる日韓経済協力- 」、『現代社会文化研究』(ISSN:1345-8485、NCID:AN1046766X)No.21、新潟大学大学院現代社会文化研究科、2001年8月、に詳しいので参照されたい。 ポスコ「植民支配時代の強制動員被害者」への補償責任ない? 中央日報 2009.07.13〕 と、八幡製鐵及び富士製鐵(両社は1970年に合併し新日本製鐵となった後、住友金属工業とも合併し現在は新日鐵住金)と日本鋼管(現在のJFEスチールとなる)の3社からの技術導入により、慶尚北道浦項市に国営の浦項総合製鉄所第一期設備を建設した。 技術導入後、ベトナム戦争への参戦を契機とした急激な経済成長の中で、日本の援助により3回に亘る拡張事業の末、1983年、粗鋼生産能力910万トン規模の浦項製鉄所を完成させた。 1985年からは全羅南道光陽市に最新鋭の製鉄所である光陽製鉄所第一期設備着工。1992年には、四半世紀に亘る製鉄所建設の総合竣工。現在は光陽の製鉄所が主要拠点になっている。 2000年に完全民営化された。 2005年11月22日には東京証券取引所第一部に上場した(証券コード:5412)。日本の株式市場に上場するのは韓国企業で初めてであったが、2015年12月14日に上場廃止した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポスコ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 POSCO 」があります。 スポンサード リンク
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