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PS1-10afx
PS1-10afxとは、協定世界時2010年8月31.35日に地球から見てみずがめ座の方向に〔約138億光年〔離れた位置に発生したIa型超新星である〔。重力レンズ効果によって30倍も増光した超新星であり〔、理論的に示されていたIa型超新星の増光を初めて観測した事例となった〔Gravitationally lensed quasars and supernovae in future wide-field optical imaging surveys ''arXiv'' 〕〔謎の超高輝度超新星、実は標準光源だった! ~重力レンズ効果で30倍に輝く~ ''東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構'' 〕。 == 概要 == PS1-10afxは、全天サーベイを行っているPan-STARRS1によって発見されたIa型超新星である〔。発見直後の解析から、PS1-10afxの赤方偏移の値が1.3883という大きな値を持っていることが分かった〔。これは、PS1-10afxが今から約92億年前に、約138億光年離れた位置で発生した超新星であることを示す〔。これはPan-STARRS1によって発見された他の超新星と比べて非常に遠方であった〔。Pan-STARRS1によって観測された明るさはは最大で21.05等級であり、このことから、当初PS1-10afxは〔、太陽の1000億倍という極めて明るい超高輝度超新星であると考えられた。しかし、通常の超高輝度超新星はスペクトルが青色に寄り、光度変化も遅いのに対し、PS1-10afxは赤色の成分に富み、また光度変化も非常に早かった〔。この光度曲線を説明する物理モデルは知られておらず、新種の天文現象の可能性も示唆された〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「PS1-10afx」の詳細全文を読む
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