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Paintgraphic (ペイントグラフィック) はソースネクストが販売しているグラフィックソフトウェア。主にビットマップ画像を扱う写真編集ソフトウェアの一つである。 ファンファーレ開発のウルトラキッドがもとになっており、現在はソースネクストが「Paintgraphic」「Paintgraphic2」としてリリースしているため、市販のペイント系ソフトの中では圧倒的に安い価格が特徴。 Adobe Photoshop や Paint Shop Pro などに比べて使用者数や書籍は少ないが、使いやすいインターフェイスを持ち多機能かつ軽快に動作するため、ソースネクストの商品の中で特に良質ソフトに挙げられるものの一つである。 姉妹ソフトとしてドローツールの Drawgraphic がある。 == 特徴 == 写真編集ソフトウェアとしては、階調・色調補正などの基本的な機能を多く備えているが、自作ブラシや、 Painter などにも搭載されているイメージホース(複数のイメージの連続を1つのブラシとして用いる)の使用、パスを用いたベクトルデータの作成なども可能であり、ペイントツールとしての側面も持ち合わせている。 もともと Photoshop の対抗馬として開発されたソフトの流れをくんでいるため、基本的な写真修正の機能がまんべんなく盛り込まれており、かつ画像処理が最大限しやすいように配慮されている。 例として、多くのグラフィックソフトではウィンドウ内にカラーパレットやレイヤー、あるいはブラシなどの、多数のサブウィンドウを展開させており編集領域を狭めることがしばしばあるが、当ソフトではツールボックスとして、画面の端に1つのウィンドウとしてまとめて表示している(ツールボックスからカーソルが外れると自動的に非表示になるよう設定できる)ため、有効な編集領域が確保しやすいということが挙げられる。しかしこのためにツールボックス内各個の操作が細かくなり面倒だという声もある。 Paintgraphic では、多くのフィルタ機能を一覧から効果をサンプルで確認しながら選べるフィルタブラウザというウィンドウがあったが、 Paintgraphic2 ではツールボックスに統合された。 2010年に発売された Paintgraphic2 Pro ではレイヤーをツールボックスから分離することや階層化表示が可能になったほか、テキストデータをラスター化せず保持する機能や、CMYK対応など機能の強化が図られているが、廉価な画像編集ソフトウェアが珍しくなくなっている今日において、従来のバージョンの倍以上の価格設定がなされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Paintgraphic」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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