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passwd(パスワード)は Unix系OSで使われるツールで、ユーザのパスワードを変えるのに用いられる。ハッシュ化された新しいパスワードを生成するのに鍵導出関数が使われる。ハッシュ化されたものだけが保存される。 ハッシュ化されたパスワードは通常ローカルファイルに保存される。その場所は/etc/passwdや、shadowパスワードが使われているときは/etc/shadowである。ローカルに保存されるということは、コマンドを実行したコンピュータのみに変更されたパスワードが適用されるということである。しかしPAM (Pluggable authentication module) が使われていれば、どの分散認証機構でもpasswdコマンドがパスワードを変更するのに使える。PAMに対応したOSとしてLinux、Solaris、Mac OS XやFreeBSDがある。また、PAMモジュールのあるスキームにはサン・マイクロシステムズの NIS、ケルベロス認証、LDAPなどがある。 PAMが登場する前は、パスワードを変えるために認証スキーム毎に異なるコマンドを使う必要があった。例えば、NISパスワードを変更するコマンドはyppasswdだった。このためユーザは異なるシステムではパスワードを変える方法が違うということに気をつけなければならなかった。また、同じ機能を持つにもかかわらず、バックエンド毎に別のプログラムを書かなければならないという無駄が生じていた。 == 外部リンク == * Manpage of PASSWD JM Project * passwd(1) man page(SunOS リファレンスマニュアル) * passwd(1) man page(HP-UX リファレンス) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Passwd」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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