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パイナップル(パインアップル、パインナップル、英:pineapple、学名:''Ananas comosus'')は、熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草。単にパインと略して呼ばれることもあるほか、昔は鳳梨とも呼ばれていた。また、果実だけをパイナップルと呼び、植物としてはアナナスと呼ぶこともある。 「パイナップル」 (pineapple) という名前は、本来は松 (pine) の果実 (apple)、すなわち「松かさ」(松ぼっくり)を指すものであったが〔『英語語源辞典』、1069頁。〕〔『シップリー英語語源辞典』、465頁。〕、これが18世紀ごろに似た外見をもつ本種の果実に転用され今に至る〔〔(英語の“apple”という語は、かつては「リンゴ以外をも含む果実一般」を指すものとしても用いられていた〔〔)。 ==形態== 葉は地下茎から叢生して剣状で硬く、ふちにとげのある品種とない品種がある。増殖させるときの苗は葉の付け根の腋芽が発達した吸芽を用いる。 苗を植えて12-18カ月すると株の中心部から花穂が現れる。60cmから長いものでは100cmに至る花軸が伸び、先端部分に円筒形の花序が付き、約150個の花が咲く。花序にらせん状に密生する花はがく(外花被)、花びら(内花被)とも3枚で、単子葉植物の典型的な姿である。花びらは肉質であり、色は白を基調とし、先端部分が薄紫色を帯びる。開花後、受粉の有無によらず、約6カ月で結実する。結実後、子房に由来する真の果実と個々の花の基部にある花托、さらに花序の軸までが融合して肥大化し、いわゆる「パイナップル」となる。 花序の先端の成長点は開花後も成長を続けて葉をつけた冠芽になり、これを挿し木しても繁殖できるが、吸芽を用いるよりも開花までの時間がかかるため、経済栽培における繁殖用には用いられていない。 フルーツなどの農産物を取り扱うドール・フード・カンパニーでは、2009年から、収穫時に切り取った冠芽を新しい苗に再利用したパイナップルをエコパイン の名称で販売している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パイナップル」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pineapple 」があります。 スポンサード リンク
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