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Power over Ethernet (PoE) は、イーサネットの配線で利用されるカテゴリ5以上のUTPケーブル(より対線)を通じて電力を供給する技術。 == 概要 == 2003年6月にIEEE 802.3afとして標準化された。主に電力供給の困難な場所に設置された、Webカメラ、スイッチングハブ、無線LANアクセスポイント、IP電話機などで利用される。 給電側機器を「PSE」(Power sourcing equipment)、受電側機器をPD(Powered device)と呼ぶ。 電力の供給には、データ線と電力供給線が共用である「オルタナティブA(TypeA)」と、UTPケーブル上の10BASE-T/100BASE-TXでは使われていない4本のピンを利用する「オルタナティブB(TypeB)」の方式がある。TypeAでは1・2・3・6番のピンを、TypeBでは4・5・7・8番のピンを利用する。IEEE 802.3afではどちらも、給電側機器 (PSE、Power sourcing equipment) は最大44–57(典型的には48)V/15.4Wで供給し、受電側機器 (PD、Powered device) は12.95Wを使えることになっている〔日経エレクトロニクス 2007年10月8日号「25~70Wの大電流対応品が登場」〕。給電側機器は製品仕様としてどちらかのタイプを選択する事が出来るが、受電側機器はどちらのタイプからでも受電できる仕様にしなければならない。 基本的にはPoEに対応した機器同士でなければ利用できないが、給電ユニットや受電ユニットといった外部機器を併設する事により、PoE非対応の機器でも電力供給の恩恵を受ける事は可能である。 PoEでは活線挿抜をすると接合部に火花(放電)が発生するおそれがあり、機器トラブルや故障について注意が必要である。(そもそもツイストペアケーブルによるイーサネット自体、活線挿抜を積極的には認めていない) IEEE802.3afを拡張し、2009年9月に標準化されたIEEE 802.3at (PoE Plus) では、1ポートから最大34.20Wを給電し、25.50Wを受電できる。 シスコシステムズは、2011年、1ポートから最大60W給電を可能とする、Cisco Universal Power Over Ethernet (UPoE) を発表。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Power over Ethernet」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Power over Ethernet 」があります。 スポンサード リンク
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