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ProActionReplay ( リダイレクト:プロアクションリプレイ ) : ウィキペディア日本語版
プロアクションリプレイ

プロアクションリプレイ (''Pro Action Replay'') は、イギリスデイテル社が製造・販売しているコンピュータゲームの改造ツール(チートプログラム)シリーズである。
== 概要 ==
通称は頭文字をとって「PAR(パー)」、「アクションリプレイ」、「アクリプ」、「プロアク」、「プロリプ」など。
なお、製品名に「プロ」が付くのは日本特有であり、欧米では「Action Replay」(アクションリプレイ)という製品名で販売されている。以前は北米で「Game Shark」(ゲームシャーク)の製品を他社から販売していたが、現在はデイテル社とは直接関係のないセーブデータマネージャーの製品名や米マッドキャッツが経営しているホームページサイトとして使われている。
日本では長年、カラット→サイバーガジェットが同シリーズの販売を行ってきたが、現在では、コードフリークという新たな改造ツールを発売している。サイバーガジェットが販売したプロアクションリプレイシリーズはサポート終了している。
デイテルの日本法人であるデイテル・ジャパンがプロアクションリプレイシリーズの販売を行っていたが、2015年3月31日でデイテル・ジャパンの撤退で、同社販売のプロアクションリプレイシリーズは全製品のサポートはプレイアーツ社に移行される。
チートコードの説明では、初心者や子供が警戒しがちな「改造」「チート」という表現を避け、「秘技コード」等の名称を使用している。
また、プレイステーション全盛期にはコピーソフトを起動させるためのプロテクト回避機能(MOD)やゲームボーイソフトをプレイステーション上で動かす機能等を付加したデッドコピー品(いわゆる海賊版)が東アジアを中心に出回っていた事がある。現在では、それらの商品は日本では不正競争防止法で販売を禁じられている。
なお、ゲームボーイソフトをプレイステーションで動かすツール自体は、カラットが代理店だった頃に同じブランドの一つとして発売されていた。ただし対応ソフトは数タイトルのみで、音楽が再生されない等再現性は低かった。
ちなみに、PSで最初のプロアクションリプレイは拡張端子に差し込むハードタイプではなくメモリーカードタイプであり、従来のコードサーチ・コード入力が出来ず、実質的には数タイトルの作品のパラメータ等を改変したセーブデータが収録されたもので、純正メモリーカードと異なり書き込み・消去は不可能である。
ただし、後にも改造セーブデータ入りのメモリーカードは「裏技データ郎」のタイトルで発売されていた。
NINTENDO64版は他のシリーズと事情が異なり、PAR2が開発段階における不具合等で中止になったため存在せず、PAR→PAR3の珍しいリリースの形をとっている。
ファミコン用改造ツール・プロアクションロッキーは、略称こそPARであるが、デイテルが開発した物ではない。隔月刊プロアクションリプレイ誌でNES版PARの再現・復刻を兼ねた企画から生まれたものであり、開発は日本国内とされている。
よって、正式なプロアクションリプレイシリーズには含まれない。
かつては単独でチートコードを探し出す『コードサーチ』機能が標準で搭載されていたが、PS・SS時代の据え置き機用のPARではPAR単独ではサーチできずPCと接続して専用のユーティリティソフトを使う必要があった。なお、PAR3のPS・N64用では単体でのコードサーチ機能が復活している。
携帯ゲーム機では、ゲームボーイカラー専用を最後にコードサーチ機能の標準搭載が途絶えている。
ディスクタイプのPARは、PSがSCPH-9000で外部拡張端子が廃止されたためにディスクから本体にPARのプログラムを読み込む方式へ仕様変更された。これは、後のゲームハードでリリースされる際の基礎となった。
しかし、ディスクタイプは各ハードのプロテクトを独自のプログラムで突破しているものとみられるが、稀に読み込みに失敗する他、起動時にライセンス画面を表示せずに飛ばすハードタイプと違い、非ライセンス品であるにも関わらず、正規ライセンス認証画面が出る等、著作権に抵触している可能性もある。非ライセンス品のプロテクト突破の一例はハッカーインターナショナルの項目も参照されたし。
基本的に改造ツールは上記のディスクタイプや外部拡張端子接続型を除いて、単体起動できない仕組みになっている。理由はゲーム会社の非ライセンス品である事によるもので、正規ゲームソフトの起動用プロテクトを利用して起動できる様になっており、SFC等のカートリッジソフトを使うゲーム機向けはこのタイプである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プロアクションリプレイ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Action Replay 」があります。




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