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95式自動歩槍(、)は、中華人民共和国が1995年に制式採用したブルパップ型のアサルトライフルである。自動歩槍とは自動小銃の意。 同銃を示す表記として、上記以外で95式自動小銃、95式アサルトライフル〔床井雅美『軍用銃事典 改訂版』並木書房 ISBN 9784890632138 p114〕、95式歩槍や95式小銃("自動"を省略)〔月刊『軍事研究』誌 2009年5月号(第44巻) ジャパン・ミリタリー・レビュー pp212~213〕、95型アサルトライフル〔坂本明『世界の軍用銃』文林堂 ISBN 4893191403 p117〕など複数あり、中国語でも95式突击步枪(95式突撃歩槍、突撃歩槍=突撃銃の意)〔http://www.key28.cn/Article/2009-8-17/8102.html〕、95式5.8毫米突击步枪〔http://www.chinabaike.com/article/96/jszs/2007/20071011574231.html〕、95式步枪〔http://news.xinhuanet.com/mil/2005-06/20/content_3108685.htm〕〔http://data.tiexue.net/mil/95sbq4794/〕などと表記する場合もある。 == 概要 == 中国人民解放軍は、それまで制式アサルトライフルとして運用していた81式自動歩槍の後継として1981年以降、当時としては斬新なデザインであったブルパップ方式を採用した独自の新型アサルトライフル開発計画をスタートさせた。 この計画では、命中精度向上を目的とした世界的な軍用小銃の小口径化に合わせ、新型実包である5.8×42mm弾もあわせて開発された。それまでの小銃では、一世代前のAK-47と共通の7.62x39mm M43弾頭を使用している。新型5.8mm口径弾は、主に西側諸国で採用されている5.56x45mm NATO弾に比べ口径は大きいが、発射速度は5.56mm NATO弾など口径が僅かに小さい弾頭を上回る〔通常、口径が大きくなると威力は増すが、発射速度は落ちる。同時に発射反動が大きくなり射撃コントロールが難しくなる。口径を小さくするとこの逆の現象が起こる〕〔近年アメリカ軍などではこの両方の特性を持ち合わせる新型弾頭を使用したアサルトライフル採用などの検討が行なわれている〕。 その結果として開発された87式自動歩槍(81式自動歩槍の新型5.8mm口径弾仕様と言えるもの)を、さらにブルパップ方式に再設計し3点バースト機構を組み込んだ改良型が、95式自動歩槍である〔。この開発計画は、香港のイギリスからの返還に合わせて進められた〔。 なお、開発にあたってはシュタイアー社製アサルトライフル、ステアーAUGを参考にしたという意見が存在する〔。同様に、ブルバップ方式のFA-MASの影響を受けている可能性があるとされる〔。それゆえ、一部では通称・チャイナトランペットと呼ばれている。しかし、ピストンやボルトなどの内部構造は81式の影響が強い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「95式自動歩槍」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 QBZ-95 」があります。 スポンサード リンク
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