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QBasic
QBasicはQuickBASICを基にしたBASIC系の言語の統合開発環境(IDE)、インタプリタ。IDE上で入力されたコードを中間コードに即座にコンパイルし、要求に応じて解釈実行するという特徴をもつ。DOSとMicrosoft Windowsのほぼ全てのバージョンで動作し、DOSBoxとDOSEMUを用いればLinuxとFreeBSDでも動作する。コードの即時評価や、コードの部分修正が可能なデバッガといった独自の機能を備え、10年以上にわたって最先端のIDEを提供していた。 初期のマイクロソフトBASICと違って、QBasicはサブルーチンやwhile文などの構造をサポートするQuickBASICのような構造化プログラミング言語である。行番号は互換性のためにサポートされるが推奨されず、説明的なラベルの使用が推奨される。QBasicはユーザ定義データ型(構造体)を限定的にサポートし、いくつかの基本的な型が文字列や数値データを保持するために使用される。 ==歴史== QBasicはGW-BASICを置き換えることを意図した製品である。QuickBASIC 4.5コンパイラを基にしているが、QuickBASICにあるコンパイラとリンカは含まれていない。バージョン1.0はMS-DOS 5.0以上、Windows 95、Windows NT 3.1、Windows NT 4.0に同梱された。IBMはQBasicに修正を加え、IBM PC DOS 5.xとOS/2 2.0に同梱した。OS/2のコードから作られたeComStationはQBasic 1.0を含んだ。QBasic 1.1はMS-DOS 6.x、およびEDITなしでWindows 95、Windows 98、Windows MEに同梱された。Windows 2000より、マイクロソフトはQBasicをオペレーティングシステムに同梱していない(しかし、Windows 2000とWindows XPのためにローカライズされたものがいくつか存在し、フリーウェアとして発表されている)。 (内蔵のMS-DOSエディタと同様に)QBasicは5.0以前(少なくともDOS 3.20まで)のDOSと後方互換である。しかし、Intel 8088やIntel 8086を使用したコンピュータや、Intel 80286を使用したコンピュータの一部では、メモリーのサイズにより動作が非常に遅かったり、全く動作しない場合もある。MS-DOS 7まで、MS-DOSエディタはQBasicを必要とした。EDIT.COMプログラムは、QBasicをエディタのみのモードで起動しているだけであり、またQBASIC.EXEに/EDITスイッチをつけること(すなわちコマンドライン"QBASIC /EDIT")によってこのモードに入ることができた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「QBasic」の詳細全文を読む
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