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QNX(キューエヌエックス、またはキューニックスと発音)は商用のリアルタイムUnixであり、POSIXとPOSIX 1003.1bに対応している。主に組み込みシステム向けに販売されている。元々はカナダの企業QNXソフトウェアシステムズが開発していたが、同社は後にリサーチ・イン・モーション(現ブラックベリー)が取得した。 == 詳細 == マイクロカーネルOSとして、QNXではOSのほとんどが「サーバ」と呼ばれる小さなタスクとして動作する。この点は従来からのモノリシックなカーネルを採用したOSと大きく異なる。モノリシックカーネルOSでは機能の大部分はひとつの大きなプログラムに含まれ、例えば不要な機能をOFFにしたい時などにはOS自体を変更(再リンクなど)する必要がある。それに対しQNXではユーザや開発者はサーバを停止させることで簡単に不要な機能をOFFにすることができる。 QNXのシステムは非常に小さく、フロッピーディスク1枚に納まるシステムでGUIが使えウェブがブラウズできるというデモシステムすらある。そして非常に高速であり機能的にも完備されている。 2001年にリリースされた QNX Neutrinoは現在組み込み市場で使われているほとんどのCPUで動作する。例えば、x86ファミリ、MIPS、PowerPC、SH-4、ARM、StrongARM、XScaleなどである。 2007年9月12日、非商用利用のためのライセンスも用意するようになった。 QNXを現在所有しているのはブラックベリーであり、同社のタブレットコンピュータ用モバイルOSのBlackBerry Tablet OSおよびBlackBerry 10はQNXベースである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「QNX」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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