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RD-0109はガス発生器サイクルで液体酸素とケロシンを燃焼するロケットエンジンである。1個のノズルを備え、RD-0105の発展型である。 このエンジンはユーリイ・ガガーリンを軌道に打ち上げたヴォストーク ブロック-Eに使用された〔。 == 開発 == スプートニク1号の打上げ成功後、コロリョフはソビエト連邦共産党中央委員会宛に火星と金星に無人探査機を送る計画の一連の手紙を送った。計画の一環として3段式のR-7ロケットに4段目を追加する必要があった。この4段目はブロック-Eと呼ばれ1958年に開発が開始された〔。 コロリョフのOKB-1設計局は当初はブロック-E の推進装置でS.A. コズベルグのOKB-154 RD-0105を使用する8K72とグルシュコのOKB-456のRD-109エンジンを使用する8K73という2つの計画が競合した。開発の進行によりコズベルグが契約した。〔 1958年2月20日以降、開発の要請によりエンジンは9ヶ月で開発された。RD-0102から主要な要素と燃焼室を流用した。27基のエンジンで48回の地上試験が実施された〔。 1959年から1969年の間にエンジンは有人宇宙飛行のために信頼性が強化された。〔 推力も同様に2%増加してタンクも軌道要素に応じて増強された。同様にS.A. コズベルグによってソビエト製(後のロシア製)エンジンの定番になる製造工程に技術革新が導入された。重量を低減する目的でノズルの下部に外部の配管が不要なコルゲート金属製の冷却ジャケットが採用された。〔 推力が増強したのにもかかわらず、9.3%軽量化された。〔 この新型のエンジンはRD-0109として1960年12月22日に(ボストーク)宇宙船であるボストーク-K 8K72Kを打上げ、運用を開始した。〔 RD-0109はブラジル宇宙機関 L75エンジン計画の原型である。〔〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「RD-0109」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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