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RD-843はウクライナ製単ノズルの UDMHと四酸化二窒素を燃焼する加圧供給式液体燃料ロケットエンジンである。最大5回までの再始動が可能で、ジンバルにより10度までそれぞれの方向に傾ける事が可能である。〔 アヴィオのためにユージュノエ設計局によって設計され、ユージュマシュで生産される。同様にユージュノエによって設計され発展した旧式のソビエトのICBM SS-18 Satanの最終段のエンジンであるRD-869の燃焼室を流用する。RD-843の地上試験は74回の試験で140回点火して4基のエンジンでおよそ12回の打上げに相当する累計8201秒間燃焼した。2015年5月時点で4回の軌道投入に成功した〔。 現在ではヴェガのAVUM上段の主エンジンとして使用される。ドイツ航空宇宙センター-DLRではイタリアと共に精力的にRD-843を代替するエンジンの開発が進められている。 == 関連項目 == * AVUM - ヴェガロケットの上段では主エンジンとしてRD-843が使用される。 * ヴェガ - AVUMを使用するESAの小型ロケット。 * ユージュノエ設計局 - RD-843の設計局 * ユージュマシュ - ユージュノエと密接に協力するRD-843の製造会社. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「RD-843」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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