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レカロ(''Keiper Recaro GmbH & Co'' )は、ドイツの自動車・鉄道及び航空機関連製品製造企業。本社はシュトゥットガルト郊外のキルヒハイム・ウンター・テックにある。 == 概要 == 同社の製品で特に知られているのは、各種のシートである。乗用車用の交換用シート〔一部の高級車には標準装備やオプション装備で装着されている〕が有名であるが、旅客機や鉄道車両の座席、オフィス用の事務椅子も製造している。珍しいところではサッカーや野球用のスタジアムの選手・監督用ベンチにも採用されており、欧州の有力クラブの試合中継で"RECARO"のロゴが描かれているシートに座る選手たちを見る機会も多い。2007年からはプロ野球・楽天の本拠地であるフルキャストスタジアム宮城(現・楽天Koboスタジアム宮城)のベンチにも採用されている。さらに2011年には川崎フロンターレの本拠地でもある等々力陸上競技場、2012年には世界陸上なども開催される長居陸上競技場にもレカロのスタジアムシートが採用された。 その製品は完全に競技用のリクライニングなしのもの(モータースポーツ・シェル)の他、スポーツ走行にも対応したリクライニング付きのもの(スポーツシート)、スポーツ走行よりは快適性を追求したもの(エルゴノミクス・シート)、商用車用、バス用、チャイルドシート、旅客機用などがある。 日本ではアジア・マーケットの拠点として日本法人が設立されており、滋賀県東近江市に「レカロ・ジャパン」(商号:レカロ株式会社、''RECARO Japan Co., Ltd.'')として本社が置かれている。主な事業として1.国内自動車メーカー向けシート、2.アフターマーケット向けシート、3.チャイルドシート〔正確にはレカロチャイルドセーフティ株式会社(''RECARO Child Safety Co., Ltd.'')が取り扱う。〕、4.オフィス用事務椅子、5.JRなど鉄道事業者向けシート等の開発や生産、輸入を行っている。国内ではレカロ・ジャパンが販売する製品を正規品とし、それとは別でレカロとは関係のない業者などにより日本に持ち込まれる並行輸入品も存在する〔これら並行輸入品の一部には粗悪なコピー商品(ニセモノ)なども存在するため、レカロ・ジャパンは各種サービスの提供や保証を正規品のみに限定しており、シート本体にシリアル番号を付けて並行品と区別している(現在ではシートレールは正規品のシートや保証書を持っていなくても購入可能)。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レカロ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Recaro 」があります。 スポンサード リンク
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