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ロカビリー(rockabilly)は、1950年代に誕生した音楽。RABなどと略記する場合もある。当時はロッカビリー(Rock-A-Billy)と呼ばれ、バップ(黒人ブルースマンなどが、床を'TAP'するより強く'BOP'した個人ダンス)やジャイヴ、ジルバを踊った。 == 概要 == 1950年代初期のアメリカ南部、メンフィスなどの地域において、黒人音楽のブルースから生まれたロックンロールと白人音楽のヒルビリーやカントリーが融合して生まれ、1954年から数年間流行した。1950年代当時のロカビリーは、ビル・ヘイリーやエルヴィス・プレスリーらの人気シンガーがブームの牽引役だったが、やがてそのウッドベースによるダイナミックなスラッピングベースもエレキベースに取って代わり、鋭い切り口は1957年ごろには削られ60年代のツイストブームやソフトな大人受けするポップミュージックの台頭により人気が廃れてしまう。然しながら1970年代のパンク・ニュー・ウェイヴなど他のジャンルに影響を受けて、70年代末から80年代前半にネオロカビリー(Neo Rockabilly)というブームが訪れた。ネオロカビリーはネオロカともいう。 ロカビリーに欠かせない音楽的特徴として「スラッピングベース」奏法(コントラバスの弦を指で引っ張りつつ滑離し、低音とネックに当たる「カチッ」という中高音をミックスさせた音を出し、更に手の平で弦をネックに叩きつけてパーカッション効果を出す)が挙げられる。1920〜30年代、黒人のスイングバンドでは必須の奏法であった。 日本では1970年代後半から80年代初め、オールディーズブームと共に一部、50sファッションやコントラバスをスラップする音楽スタイルが見られたが、90年代のバンドブームにより多数の本格的なロカビリーバンドが登場し、音楽のみならずフラットトップやダックテール(ロカビリーのヘアスタイル)および50sアトミックデザインの生活用品やパターン、バップとジャイブ(ロカビリーのダンススタイル)と言った『ライフスタイル』のひとつとして認識され始める。2005年、湯川れい子・小野ヤスシ・高田文夫らにより「全日本ロカビリー普及委員会」が発足。その会長に日本を代表するロカビリーシンガーのビリー諸川が就任した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロカビリー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rockabilly 」があります。 スポンサード リンク
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