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RS125 ( リダイレクト:アプリリア・RS ) : ウィキペディア日本語版
アプリリア・RS[あーるえす]
RS(アールエス)は、アプリリアが製造販売しているレーサーレプリカタイプのオートバイである。水冷2ストロークエンジンを搭載しており、シリーズ車種として排気量別に数車種が生産されている。
== モデル一覧 ==

===RS50===
RS50は欧州の大柄な体格のライダーに合わせて車体を設計しているため、日本の原付規格車両と比べると大柄な車体をしている。1993年の発売開始から、一貫してミナレリヤマハ製の単気筒エンジンを搭載しており、出力 8.8ps/9750rpm・トルク 0.77kgm/8500rpm(1998年時のメーカー公称値)を発生する。近年の車両は出力が発表されていないが、EUの騒音規制・排ガス規制により出力が低下している模様。
2006年
:RS125同様にフルモデルチェンジが行われ、ベースモデルをDERBI GPR50Racingとした後継モデルに生まれ変わっている。
1993年MMA型(DGM型)
:前身であるAF1/50 FUTURAからフルモデルチェンジされ、RS50が発売される。DGM型とも呼ばれる最初期型のRS50の登場である。AF1/50からフレーム、スイングアームを受け継ぎ、ホイールデザインを星型から3本スポークに変更し、エンジンをこれまでのRV4に代わりヤマハ(ミナレリ) AM5に変更するなど細部で大きな変更が行われている。なお、フレームとスイングアーム自体は従来のモデルから受け継いでいるため、カウルのデザインも大きな変更を受けていない。この年から、ロリス・レジアーニとマックスビアッジが乗っていたChesterfieldカラーのモデルがラインナップされている。アプリリア車は昔からこれらのGPマシンのレプリカカラーを採用することで大きなデザインアクセントを得ていた。やや台形の角目ライトが特徴のモデル。この型自体はDGM~から始まるフレームナンバーを持っている機種なのだが、形状が以後の1996年-1998年と同じため便宜上MMA型と呼ばれている。公称馬力は1993年から2001年モデルまでは8.8ps(6.6kw)である。
1995年MMA型(DGM型)
:マイナーチェンジが行われ、アッパーカウルのデザイン変更と半月ライトの採用を行っている。これは、前年に販売開始されたRS250のスタイルに合わせた変更であり、内部的な変更は一切行われていない。なお1995年式は、RS50にO19のキャブレターが搭載されていた最後の年式となっている。この型自体はDGM~から始まるフレームナンバーを持っている機種なのだが、形状が以後の1996年-1998年と同じため便宜上MMA型と呼ばれている。
1996年MMA型
:販売台数の増加と共に、国別仕様の適正化が行われる。それによりキャブレターをO14に絞ることで出力の低下を招いた仕様がいくつかあった。日本仕様の登場は、この1996年式からとなる。1995年との見分け方は、フレームの塗装色が明るい灰色であることで識別できる。
1997年MMA型
:マイナーチェンジを行う。ヤマハ(ミナレリ)AM5に代わり、6速ギアを採用したAM6が搭載されている。なお、この年式にはレプリカカラーが一切存在しない。
1998年MMA型
:マイナーチェンジを行う。ロッシレプリカ仕様、原田レプリカ仕様が登場。フォークキャップの変更、リアサスのレート変更、ミラーの形状変更などの細かい変更が行われている(ミラーは後継機に受け継がれている)。
1999年PGE型
:フルモデルチェンジを行い、世界初のアルミダイキャストフレームを採用しこれをボルトで連結するという構造に変更。走りを追求するため、RS50の大きな特徴であったリアの片持ちスイングアームを廃止し、両持ちのスイングアームに変更。カウルデザインはRS125と同等の当時のGPマシン流で美しい流線型を描くデザインとなった。エンジンについても変更を受けており、中回転域のトルクの増強を行うべくポート形状を変更し騒音の減少のためのサイレンサーを従来の直管型からパイプを分ける形に変更
  この型から、フレームナンバーから名前をとってPGE型と呼ばれるようになる。
2000年PGE型
:マイナーチェンジ。毎年カラーリングの変更と共に細かい変更が入っていることに注意。ラジエータの厚みが縮小されて、冬場のオーバークール傾向が改善されることになった。しかし、このラジエータの厚みの問題は、エンジンチューニングを行った際に容量不足に陥る傾向がある。なお、この次の2001年もカラー変更が行われているが中身の変更はない。
2002年SE型
:そして2002年、SE型へとマイナーチェンジされる。新しく搭載されたエンジンは排ガス規制と騒音規制、さらにモペッド規制に対応させるために出力に大幅な制限を受け、坂道で後退するなど、従来のRS50と比べ、大幅なスペックダウンとなった。具体的には、エンジンをAM6の規制バージョンに変更。速度計は従来のPGE型の表示部分をブラックアウトした80km/h表示になり、キャブレターをPHBN12に変更。同時に特徴的であった、金属レバーのチョークレバーは廃止されて、左ハンドルのスイッチBOX部にチョークレバーが追加されている。さらにパワーダウンにともない、フロントスプロケットの歯数が12Tから11Tに変更されている。
:ユーザーたちはもちろんのこと、販売店も大混乱に陥れたSE型RS50だが、これによって日本での販売は一気に低迷。なお、この年からRS50の公称馬力は発表されていないが、SE型の実馬力はおおよそ2~3ps程度といわれている。ちなみに、このモペッド規制はチャンバー内部のリストリクターを除去することで解除できる(それに応じたキャブの再セッティングは必要となる)。社外チャンバーに交換するのが最も効果的な規制解除となる。エンジンの燃焼室の設計が変更されているため、チューンしてもパワーが以前のエンジンより出ないと言われているが、現在、ボンネビルで50ccのストリームライナーによる速度記録を保持しているマシンのベースエンジンは2002年式のRS50用AM6を流用したエンジンである。
但し、SE型は日本や一部の国に対するモデルであり、輸出先によっては2002年式でもPGE型と同型のエンジンを搭載している(要するにフルパワー仕様)モデルも存在する。
2004年TSJ型
:2004年に突如、TSJ型がデビューする。このモデルは日本仕様だけの特殊なRS50で、SE型から過剰なモペッド規制を外したモデルとなり、ある程度の性能を回復させたモデルである。基本構成は、SE型と同一ながら、吸排気のリストリクターの除去とキャブレターのセッティング変更を行ったモデル。これにより最高速はSE型の45km/hから、70km/h程度まで回復したものの、それまでのMMA、PGEといったモデルから比べると比較にならないほど低出力(実馬力はおおよそ4~5ps程度)であった。
2006年TSJ型
:RS50に最後のマイナーチェンジが行われる。事実上このRS50としてのファイナルエディションである。フレームはバフ掛けされている。
2007年
:ベースモデルをDERBI GPR50Racingとした、新型RS50が日本でもデビューした。GPR50Rからの変更点は、新型RS125と同デザインのカウルを装備し、メーターパネルをRS125と同等の装備にしている。そのほかの、フレーム、エンジン、前後ホイール、足回り、ブレーキシステム、果てはアンダーシートエキゾーストに至るまで、ベースGPR50Rがそのまま使われており、それまでのRS50とは全く違う車体になっている。馬力はTSJ型と同じく4~5ps程度とされる。
:馬力の抑制は、キャブのイン側のインシュレータ、排気側に漏斗の形をした金属パーツが点付溶接されている。
(点付溶接は、ドリルで揉む事で簡単に除去できる。)
:これらを取り払い、メインジェットを90番(10月中旬のセッティング)、にする事で、フルパワー状態になる。
:ただし、元々の重量とギア比の関係で、100km/hには届かない。
:100km/h超えを目指す場合は、「フロントスプロケット14T」「エレクトリックコイル(CDI)」の組込みで達成できる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アプリリア・RS」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aprilia RS125 」があります。




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