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(n) speed of sound =========================== ・ 音 : [おと, ね] 1. (n,n-suf) sound 2. note ・ 音速 : [おんそく] (n) speed of sound
音速(おんそく、)とは、物質(媒質)中を伝わる音の速さのこと。物質自体が振動することで伝わるため、物質の種類により決まる物性値の1種(弾性波伝播速度)である。 速度単位の「マッハ」は、音速の倍数にあたるマッハ数に由来するが、これは気圧や気温に影響される。このため、戦闘機のスペックを表す際などに、標準大気中の音速 1225 km/h が便宜上使われている。なお、英語のsonicは「音の」「音波の」から転じて、音のように速い=「音速の」という意味を表すが、本来は音速そのものを指す言葉ではない。 == 概要 == 気相中を音が伝わる場合、概ね分子量が小さい物質ほど速い傾向を示す。例えば、媒質が空気(平均分子量29)の時よりヘリウム(分子量4)の時の方が音速は約3倍大きく、吸入してしゃべるとかん高い声になる現象(ドナルドダック効果)が知られている(ただし、100%のヘリウムを吸入すると窒息の恐れがあって危険なので、必ず空気と同等の酸素含有ヘリウム混合ガスを使用すること)。なお固体では、質量数9のベリリウムが最大値を示している。 実際の音速は、その物質の状態(温度、密度、圧力など)によって変化し、特に相変化による影響は大きく、同じ物質では固体が最大で、次いで液体、気体の順となる。温度は、気体では正の、固体では負の影響を与える。 日常生活上での音速は近似的に温度のみの一次式で表わされ、1気圧の乾燥空気では 331.5 + 0.61''t'' (''t'' は摂氏温度)が常用されている。これは以下に示される気体中の音速の式の摂氏0度での接線をとった近似式である。 媒質中を伝わる振動の成分は、気体と液体では進行方向と波が同じ方向になる、縦波(疎密波)だけだが、固体中では地震波と同じように横波(ねじれ波)が遅れて伝わる。録音した自分の声が違って聞こえる、骨伝導による聴覚への影響の一因でもある。ちなみに地震の初期微動速度である 5-7 km/s が、地殻における音速である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「音速」の詳細全文を読む
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