翻訳と辞書
Words near each other
・ ringleader
・ RingMenu
・ Ringo
・ Ringo Deathstarr
・ Ringo EXPO 08
・ Ringo Starr
・ RinGOch
・ RINGS
・ rings a bell
・ RINGSTARS
・ RingTV
・ RingTV.com
・ RINGWIDE
・ Ringworld's Children
・ ringworm
・ rink
・ Rinka
・ RINKY O'HEN
・ Rinnai
・ RINNE


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

RingTV ( リダイレクト:リングマガジン ) : ウィキペディア日本語版
リングマガジン

リングマガジン』・『リング』誌は、アメリカ合衆国1922年の創刊当初からボクシングのみを扱う月刊専門誌『ザ・リング』(''The Ring'') の別称で、毎月、ボクサーのランキングを独自の基準で選定している。ボクシング界では最も歴史と権威ある雑誌とされ、「ボクシングの聖書」(The Bible of Boxing) とも呼ばれている。かつてはプロレス関連の記事が遠慮がちに掲載されることもあった。
== 歴史 ==
創刊当初は、当時の有力プロモーター、テックス・リカードの支援を受け、ニューヨーク市マンハッタンマディソン・スクエア・ガーデン2階〔に事務所が置かれていた。1922年2月15日にユダヤ系のナット・フライシャー (Nat Fleischer) によって発行された創刊号は販売価格20セント、総ページ数24の小冊で〔About the Ring RingTV.com 2012年3月8日閲覧。〕、ジャック・デンプシーベニー・レナードを扱い、写真は少なかった〔。スポーツライターのダン・ダニエルズが共同創始者として協力している。
フライシャーは「ミスター・ボクシング」と呼ばれて国際的に親善大使のような役割を果たしながら、自ら記者活動を行い、NBAから改称した後のWBAの依頼でポーン・キングピッチ vs. ファイティング原田などの審判員も務めた。リカードには自身の興行の宣伝に利用しようという思惑があり、フライシャーとの確執が深まるが、そのリカードが1929年に死去すると財政は逼迫した。1972年にフライシャーも死去すると娘婿のナット・ローベットが後継編集長となったが、彼はプロレス編集者であった〔。
1977年には創刊当初からの英語版に加えて、ベネズエラからスペイン語版、東京から日本語版、パリからフランス語版と3つの国際版が出版されるが、自らの利益を企図するプロモーターのドン・キングと提携した後には数年間試合をしていない選手やすでに死亡している選手をランキングさせていたことが、同年ABCテレビ関係者らの知るところとなり、ABCが放送を手がけた全米トーナメントは中止され、人事更迭に発展する事態を招いた。「ボクシングの聖書」と呼ばれた権威は著しく低下、発行部数も激減し、1979年にはデイブ・ディバッシャーの投資グループに買収され、3代目編集長にはバート・ランドルフ・シュガーが着任した。1984年に元記者で後にニューヨーク州コミッショナーとなるランディ・ゴードンが4代目編集長に着任するが、1985年には英国生まれのアメリカ人、ナイジェル・コリンズに交代。1990年には元イラストレーターのスタンリー・ウェストンに買収され、スティーブ・ファーフッド(2012年現在、テレビ解説者)が6代目編集長に就任した。事務所は同年ロングアイランドに移り、1993年にカッパ・パブリッシング・グループに買収されると〔さらにペンシルベニア州の郊外に移り〔、1979年には5代目を務めたコリンズが7代目編集長として再任した〔。
2007年9月にはオスカー・デ・ラ・ホーヤが代表を務めるゴールデンボーイ・エンタープライズの子会社でその出版部門を担うスポーツ&エンターテインメント・パブリケーションズに買収された。この発表に際してデ・ラ・ホーヤは、この雑誌は(同時に買収したもう一誌とともに)彼やゴールデンボーイ・カンパニーから編集の方向性や内容に関していかなる影響も受けることなく完全に独立して運営され、編集の信頼性は保たれる、と述べている〔 ゴールデンボーイ・プロモーション 2012年3月8日閲覧。〕。2008年にはYahoo! スポーツと提携し、リングマガジン公式ウェブサイトとしてRingTV.comを開設した〔。2010年3月号からスタートしたデジタル版は当初、雑誌購入者だけに提供されていたが、2011年2月号からはさらにリニューアルされたデジタル版を雑誌とは別に単独でオンライン購入できるようになった。2012年からは事務所をロサンゼルスに構え、マイケル・ローゼンタールが編集長を務めている〔。
日本からはジョー小泉が早くから記事を投稿し、東洋地区通信員として活動をしており、現在はリング・ジャパンの代表を務めるとともに『リング』誌が独自に定めるランキングの選考メンバーも務めている〔Boxing Ratings RingTV.com 2012年3月8日閲覧。〕。リングマガジンおよびRingTV.comのカメラマンで 『ボクシング・マガジン』の通信員も務める福田直樹は、全米ボクシング記者協会 (BWAA) の年間賞において、2010年度および2011年度にはアクション部門で、2013年度にはスクープ部門で、それぞれ最優秀写真賞に選出されている。また、これまでにファイティング原田がリングマガジン認定の王者となっている。
2015年11月、ロンダ・ラウジー総合格闘家として初めて表紙に起用された〔絶対王者ロンダ・ラウジーが凄い 7万人超のチケット前売券は即完売 livedoorニュース 2015年11月11日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リングマガジン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Ring (magazine) 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.