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S.I.C. : ウィキペディア日本語版
S.I.C.[えす あい しー]
S.I.C.(エス・アイ・シー)とは、バンダイが販売を行うフィギュアのシリーズ名である。
== 概要・歴史 ==
正式には''Super Imaginative Chogokin(=超合金)''という名称だが一般には略称であるS.I.C.と呼ばれている。
竹谷隆之安藤賢司〔S.I.Cのパロディとして、2007年冬のワンダーフェスティバルで安藤賢司作「クラッシャーカズヨシ」フィギュアが50個販売された。〕といった人気原型師を起用し、石ノ森章太郎原作の東映特撮作品を原型師独自の解釈で立体化し、そのセンスに共感するファン層から人気を博している。
元々は石ノ森が東映にキカイダー00ロボコンの新作の企画を持ちこんだ事に端を発する、どちらの企画も当時の東映にやる気はなく(ロボコンの企画は、ロビーナのデザインなどが後年の『燃えろ!!ロボコン』の参考になった)、キカイダー00の企画がバンダイに持ちこまれて実現した。これは石ノ森最晩年の時期であり、VOL.1のキカイダーの原型は石ノ森自ら監修した。
1998年春、東京おもちゃショーバンダイブースにおいて試作品が展示され話題となり、同年12月のVOL.1 キカイダーを皮切りに発売されたが、当初は一部マニアを除いた一般層には認知されず、人気シリーズとは呼べずワゴンセールの常連とも揶揄されていた存在であったが、可動フィギュアとバイクがセットになった商品・VOL.11サイドマシーン&キカイダーや、平成ライダーが商品化された頃から注目を集めだし、現在まで続くシリーズとなった。
当初は固定ポーズのスタチュー的フィギュアであったが、前述のVOL.11サイドマシーン&キカイダー以降は関節可動を特徴の一つとしたアクションフィギュアとなっている〔ネット限定品になるが、「仮面ライダーオーズ/OOO」のグリード勢は、無可動でありながら、一部関節のみ可動できる。〕。また、VOL.6 イナズマンに端を発する、「外装を換装する事によるフォームチェンジ」ギミックも、本商品の特徴の一つとなった。なお明確なスケールは不明だが、サイズからおおよそ1/10前後であると推測できる。
一部商品は限定生産となっているが、実際には、限定生産ではない商品も在庫が売れてしまえば再発が行われない限りは店頭に並ぶことはほぼなく、専門のショップやネットオークションなどではプレミアム価格で取引されている。また、再発が行われた場合でも、パッケージの色合い等に微妙な差異が見られる場合も多々あり、一部マニアにはこれも収集対象となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「S.I.C.」の詳細全文を読む




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