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SBBカーゴRe482形電気機関車(SBBカーゴRe482がたでんきかんしゃ)は、スイスのスイス連邦鉄道(SBB: Schweizerische Bundesbahnen、スイス国鉄)の貨物輸送部門であるSBBカーゴで使用されている電気機関車である。 == 概要 == スイス国鉄では、Lok2000シリーズの高速高性能旅客貨物両用機であるRe460形〔最高速度200km/hのIC2000形客車によるインターシティ列車の牽引のほか、ゴッタルド峠を通る貨物列車の牽引機としても使用され、より強力な本形式の6軸機バージョンも計画されていた〕の後継となるドイツ乗り入れ可能なゴッタルドルート用の貨物用機を探しており、Re460形を多電源化したRe462形の導入計画もあったが、Re460形は1両370万ユーロ、Re462形は1両450-500万ユーロ程度となることが見込まれるなどその価格がネックとなっていたが、一方で欧州の各国で機関車の相互乗り入れが可能になったことを受けて、安価な複数国対応機〔cross-border locomotives〕が大量生産される見込みとなっていたことからスイス国鉄でもこれらの機関車を導入することとなった。このうち本機は1億1100万ユーロで50両を発注〔当初の契約では10両が正式発注、40両はオプションであった〕したものであり、ボンバルディア・トランスポーテーション〔Bombardier Transportation, Berlin、2001年にADtranzを買収して欧州の鉄道車両製造に参入〕がドイツ鉄道の貨物輸送部門であり、後にレイリオン〔Railion Deutschland〕を経てDBシェンカー〔DB Schenker、2007年1月にドイツ鉄道の再編により誕生〕となるDBカーゴ〔DB Cargo、2003年9月にレイリオンとなる〕の185.1形〔ドイツ国内用の汎用機145形をフランス国鉄乗入可能な複電圧機としたもの〕として開発したTRAXXシリーズのTRAXX 1プラットフォームを使用したF140 AC1〔F:貨物用、140:最高速度、AC:交流用〕型をスイス乗入仕様とした機体(DACHコンフィグレーション)を2002、03年に35両を導入したものが通称Re481.1形、その後2005年にドイツの185形がプラットフォームをTRAXX 2とした185.2形に移行したことに伴い、スイス国鉄でも同様にTRAXX 2プラットフォームを使用したF140 AC2型を2006年に15両導入したものが通称Re482.2形となっている。本機は同じスイスのアルプス越えルートであるレッチュベルクルートを擁するBLSレッチュベルク鉄道〔BLS LötschbergBahn(BLS)、1996年にBLSグループのBLSとギュルベタル-ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道、シュピーツ-エルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道、ベルン-ノイエンブルク鉄道が統合してBLSレッチュベルク鉄道となり、さらに2006年にはミッテルランド地域交通(Regionalverkehr Mittelland(RM))と統合してBLS AGとなる〕の貨物輸送部門であるBLSカーゴ〔BLS Cargo AG、BLSレッチュベルク鉄道の貨物輸送部門として2001年に設立されたもの〕のRe485形〔SBBカーゴと同様にRe460形の改良強化型であるRe465形の後継となるドイツ乗り入れ用貨物機を必要としており、F140 AC1型を2002年12月から2004年12月にかけて合計20両導入した〕や本機のイタリア乗入用多電源機バージョンであるRe484形とも同シリーズのもので、Bo'Bo'の車軸配置およびVVVFインバータ制御による27パーミルで650tの列車を牽引可能な最大300kNの牽引力と、ドイツ、オーストリア、スイスの3カ国に対応できる各種装備を持つ。なお、車体、機械部分、台車、電機部分、主電動機の製造はすべてボンバルディア・トランスポーテーションが担当している。 各機体の機番、製番、製造年、使用開始年月日は以下の通り 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SBBカーゴRe482形電気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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