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SD-Audio(エスディーオーディオ)は、SDメモリーカードに著作権保護を施して音楽を記録するSDアプリケーションフォーマットである。 == 概要 == SD-Audioは、SDメモリーカードのアプリケーションフォーマットの一つとして規格化された〔SDアプリケーションフォーマット - SD Association 〕。 SD-Audio自体はMP3に代表されるような音声圧縮のファイルフォーマットではない。もともとSDメモリーカードにはCPRMによる著作権保護機能が備わっており、これを利用して音声データファイルを暗号化する規格である。暗号化前の元データとしてはMP3、MPEG2-AAC、MPEG2-AAC+SBR(HE-AAC)、WMAがサポートされている〔SD-Audio - SD Association 〕。 1998年、MP3の違法ファイルコピーによる著作権侵害が広がり、対策に苦慮していたアメリカレコード協会が中心となり、デジタルオーディオの著作権保護規格策定団体SDMIが設立された。 1999年、SDMIからPortable Device Specificationが公開され〔SDMIが携帯音楽プレーヤーの仕様文書を来週にも公表 〕、その規格に準拠するオーディオフォーマットとしてSD-Audioが制定された〔SD カードのコンテンツ保護 〕。 SDメモリーカードが生まれた直後の2000年から2001年にかけて、パナソニック、東芝、日本ビクターから本規格に準拠した携帯型オーディオプレイヤーが順次リリースされ、その後はSDメモリーカード、miniSDカード、microSDカードを搭載できる携帯電話を中心に採用された製品がリリースされた。主に日本国内が中心に販売されていたが、海外でも本規格に準拠した製品は販売されていた。 SD-Audio関連のSD CardのアプリケーションフォーマットとしてはMIDIの音声データを格納するSD-Sound、ボイスレコーダ用のSD-Voiceがある〔SDアプリケーションフォーマット - SD Association 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SD-Audio」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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