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SFクズ論争、クズSF論争、日本SFクズ論争、もしくはSF「冬の時代」論争〔『本の雑誌』はそれ以前の1993年5月号で『頑張れ、SF!』とする特集を組んでおり、広義の「冬の時代」論争は当「クズ」論争よりも先行して存在したとする見方もあるが、ここでは区別しない〕は、『本の雑誌』1997年3月号掲載の記事を契機として関連メディアおよびインターネット上に巻き起こった一連の論争。 == 概要 == 1997年2月10日発売の『本の雑誌』3月号に掲載された『この10年のSFはみんなクズだ!』と題された特集が発端である。これは高橋良平と鏡明の対談をメインとする記事で、「クズ」発言を行ったのは高橋である。 高橋は、商業的ヒット作に恵まれない日本SF界への嘆きやフラストレーションという文脈から「この際ここ10年のSFはみんなクズだ、としてしまえばすっきりする」とし、SF業界の閉鎖性・マニア化についても直近の話題作であった小説『パラサイト・イヴ』の篠田櫛子による解説〔篠田は『パラサイト・イヴ』はあくまで「SF的」作品に止まるとした上で、SFが狭く堅苦しくなっている現状と、周辺ジャンルのSF「もどき」・SF「的」作品がSF界から読者を奪っている状況を指摘した。角川ホラー文庫, ISBN 4043405014〕での指摘を引き合いに出して批判している。対談相手の鏡はSF批評界と出版界の「馴れ合い」を指摘し、高橋に異論は挟まなかった。大森望、山岸真がそれに対してコメントを寄せるという紙面内容であった。 同月9日付『日本経済新聞』には『国内SF氷河期の様相』とする記事〔富田律之記者による署名記事。『S-Fマガジン』編集長(当時)塩澤快浩の言として「SFは袋小路に入っている」という発言が紹介されたが、塩澤は記者による曲解・捏造であると主張した(森下一仁ウェブページ 近況 及び『S-Fマガジン』4月号 編集後記)〕も掲載されており、事実上名指しで批判を受けた早川書房『S-Fマガジン』は5月号(3月25日発売)からは『緊急フォーラム:SFの現在を考える』として連続特集を組むこととなった(同10月号、第5回まで継続)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SFクズ論争」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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