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セガ・マスターシステム(Sega Master System)とは、セガ・エンタープライゼス(後のセガゲームス)が発売した、8ビットの家庭用ゲーム機である。正式名称はSG-1000IV。 ==概要== 元々は日本で発売されていたセガ・マークIII(以下、マークIII、正式名称:SG-1000III)の北米市場向け機種として、1986年にセガの米国法人セガ・オブ・アメリカが発売した家庭用ゲーム機である。開発は日本のセガ本社とセガ・オブ・アメリカ共同で行われた。その後、欧州など世界中で販売展開され、日本でも逆輸入の形で1987年10月18日に米国版をベースにFM音源や連射機能の内蔵など更なるマイナーチェンジを行い発売した。 アメリカと日本ではライバル機である任天堂「ファミリーコンピュータ」の市場を崩せなかった一方で、ヨーロッパやブラジルでは大きな成功を収めた〔バーチャルコンソールの紹介ページ 〕〔Histórico ブラジルのセガ代理店Tectoyの公式サイトによる歴史〕。後継機である16ビットゲーム機「メガドライブ」の発売以降も、ヨーロッパとブラジルでは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』や『Streets of Rage 2』『SAGAIA』『Winter Olympic '94』など、メガドライブ版と同じタイトルをリリースするソフト供給が続いたほか、欧州でのみリリースされたU.S. Gold社の『Out Run Europa』や『ストライダー飛竜 II』、ブラジルでのみリリースされた『Street Fighter II』(Tectoy社)、韓国でのみリリースされた『将軍の息子』(『장군의 아들』、Daou Infosys社)など、いくつかの特徴的なタイトルもあった。 アメリカとヨーロッパでは1990年に筐体をコンパクトにし、ゲームソフトを1本内蔵、リセットボタン及びマイカードスロットが削除された「Sega Master System II」が発売された。ブラジルではカートリッジスロットを廃して、あらかじめ132タイトルのゲームを内蔵した「Master System Evolution」と、コントローラ一体型で30タイトルのゲームを内蔵した「Master System Portátil(Portable)」がブラジルの代理店であるTectoyによって2011年時点でも販売されている〔ブラジルの代理店Tectoyによる製品紹介 〕。 2011年現在、一部のゲームがWiiのバーチャルコンソールで提供されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セガ・マスターシステム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Master System 」があります。 スポンサード リンク
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