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SHOP99(ショップきゅうきゅう)は、日本にかつて存在したコンビニエンスストア。運営会社は株式会社九九プラス(きゅうじゅうきゅうプラス、、本社:東京都新宿区、現在では解散しておりオペレーション機能を株式会社ローソンマート、現株式会社ローソンストア100へ承継)。同社は2009年(平成21年)にローソンストア100の運営会社であった株式会社バリューローソンを吸収合併(この時点で共にローソングループ)し、2011年(平成23年)までに全店舗がローソンストア100に改称した。 == 概要 == 1996年(平成8年)、スーパーマーケットを運営していた株式会社ベスト(家電量販店のベスト電器とは無関係。後にシートゥーネットワークに事業譲渡し消滅)内の事業部により、東京都立川市若葉町にSHOP99の前身となる「99エンオンリーストア」の一号店が開業した。2000年(平成12年)、株式会社九九プラスを設立して株式会社ベストから独立。アメリカの均一価格チェーンストアをヒントに事業を立ち上げ、100円ショップとコンビニエンスストアを合わせた業態として、多くの商品が消費税抜99円、税込104円で販売されていた(ローソンストア100への一元化後は税抜100円、税込108円〔2014年3月31日までは105円〕となっている)。また、いわゆる生鮮コンビニであり、生鮮食品を扱っているのも特徴である。その後、2001年(平成13年)には新店舗出店時における店名を「SHOP99」に統一している。2004年(平成16年)よりイメージキャラクターに草彅剛を起用。顧客の要望によって税抜き99円以外の商品や新聞・雑誌(これらは定価販売)を扱う店舗もあり、さらに商品によっては25円、50円の物もあり、「○個で99円」という価格設定になっていた(ローソンストア100移行後も店舗によって別価格帯の商品を扱っている)。 2007年(平成19年)2月28日にローソンと業務提携し、ローソングループの一員となった〔株式会社ローソンと株式会社九九プラスの業務・資本提携に関するお知らせ ローソン ニュースリリース 2007年2月28日〕。その際に行われた記者会見では、首都圏を中心に展開しているローソンストア100の店舗を将来的にはSHOP99へ統合する方向性が示されていた〔ローソン、ショップ99と資本・業務提携。低価格ショップの統合も視野 Garbagenews.com 2007年3月01日〕が後に方針転換し、2008年(平成20年)2月18日付のSHOP99プレスリリースにて、SHOP99からローソンストア100への出店・統合とPB(プライベートブランド)商品を共通化する新たな方向性を発表、それに沿った試験的な店舗展開が行われ、一部店舗はローソンストア100に衣替えした〔統一PBブランド「VL」商品発売&統合目指した試験店展開 SHOP99 新着情報 2008年2月18日〕。 2008年(平成20年)7月に、ローソンが株式公開買付け(TOB)を発表。キョウデンほかの賛同により、TOBは成立し、2008年(平成20年)9月5日にローソンはキョウデン保有の株式などを取得し、九九プラスを子会社化した。これに伴い、既存店舗をSHOP99からローソンストア100への屋号変更・改装の本格的実施〔SHOP99公式サイト「おしらせ」より 〕を発表している。また、2009年(平成21年)5月1日付でローソンストア100を展開する株式会社バリューローソン、同年12月には九九プラス関西をそれぞれ吸収合併。店舗運営や商品仕入機能の一元化、店舗ブランドの統合加速などにより、さらなる競争力強化を図る。 2009年(平成21年)11月、ローソンが2010年(平成22年)3月1日付で株式交換によって九九プラスを完全子会社化すると発表。しかし、2010年(平成22年)2月9日に、ローソン子会社のローソンエンターメディアで、役員が約150億円もの資金を不正に流用していた問題が発覚。ローソンは、交換比率に影響が出ると判断して、株式交換を一時中止した〔ローソン、九九プラス完全子会社化への株式交換中止 | ビジネスニュース Reuters〕。その後、業績への影響が確定したことから交換比率を再算定、2010年(平成22年)4月14日に二度目の株式交換契約を締結した。6月25日付でJASDAQ上場廃止となり、7月1日付でローソンの完全子会社となった。2011年(平成23年)には全店舗がローソンストア100に移行し、統合を完了させた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SHOP99」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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