|
SINET(Science Information NETwork、サイネット)とは、国立情報学研究所が提供・運用を行う学術情報ネットワークのこと。 == 概要 == 現在の学術情報ネットワークは、SINET4と呼ばれている。インフラとしての「SINET」と先端学術研究用に構築された「スーパーSINET」を統合してSINET3に改組され、2011年4月からは後継のSINET4が運用されている。 元々は、国立情報学研究所の前身である、学術情報センター(NACSIS)が運営するNACSISネットワークとして構築されており、学術情報の交換及び文献検索サービスなどを提供してきた。専用線サービスのため、インターネットとは違う形態で運用が行われていた。各学術研究機関では、専用のモデムを介して、各学術研究機関に所在する大型コンピュータへ接続する方式になっており、各大型計算機センターを利用する際の窓口としても運用が行われてきた。 現在は、インターネットプロトコルも完備しており、各学術機関のLANとLANを繋ぐネットワークとして運用が行われている。元々、インターネットシステムは、遠隔地間のLANとLANを接続するために考案されたものであり、本来の使用目的にあわせた運用が行われている。なお、これを個人用ワークステーションに拡げたのが、インターネットプロバイダーシステムである。 SINET内では、PAアドレスと歴史的PIアドレスにも対応している。また、IPv6にも対応している。 接続形態としては以下の形式がある。 * 直接専用回線で接続する * 主にNTTコミュニケーションズが提供するe-VLAN(広域LAN接続サービス)を使用して接続する * NTT東西が提供する地域IP網を介して接続する(普通のBフレッツ系サービスと同一で、SINETがプロバイダになる形である) * 2014年(平成26年)3月31日まで接続可能。同年4月1日以降は、イーサ専用線や広域LAN (UNO)、フレッツ網+VPNワイドなどに移行してもらう * 各地にある地域学術研究ネットワーク経由で接続する * 北海道地区、東北地区、名古屋地区、北陸・山陰・京都・滋賀地区にある大学で利用可能。当該ネットワーク協議会への加入が義務となる * 既存ノード校との提携で接続する 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SINET」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|