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SJ2000(旧称:X2000)は、スウェーデンの国鉄株式会社(SJ AB)が主に運行する高速鉄道車両X2を使用した列車のブランド名である。 == 歴史・車両の技術・車内サービス == スウェーデン国鉄(SJ)を運営していた王立鉄道委員会によって1990年9月、ストックホルムとヨーテボリの間で運行を開始した。その後、ストックホルムを起点に、ヨーテボリのほか、マルメ・カールスタッド・エステルスンド・ボロース・スンツヴァルなどへの路線網を展開している。ストックホルムとスウェーデン国外を結ぶ路線では、エーレスンド海峡を横断するトンネルと鉄道橋(エーレスンド橋)の開通でマルメからさらにデンマークの首都コペンハーゲンに運行区間が延長された。ほか一時、ストックホルムとノルウェーの首都オスロを結ぶ列車も運行されていた。 振子式列車だが、日本の国鉄381系電車・JR九州883系電車、イタリアのペンドリーノなどの動力分散方式(電車)と異なり、電気機関車と客車を組み合わせたプッシュプル方式である(但し動力車は編成の片側のみとなっている)。なお、車体傾斜機能を有するのは客車のみで機関車は有しない。最高時速は在来線では200km/hだが、ストックホルム近くの高速新線では210km/hに達する。ストックホルムとヨーテボリの間の所要時間は約3時間である。 一等車では食事サービスのほか、イヤホンを配ってラジオ放送・音楽のオーディオサービスも行っており、これらのサービスは航空機を意識したものである。他のヨーロッパの高速列車では、ユーロスター、タリス、スペインのAVEも類似のサービスを行っている。また、座席に電源プラグが備え付けられ、車内で無線LANによるインターネット接続が可能である。但し食事のシートサービスはユーロスター等とは異なり全ての一等車乗客に必ず行われるものではなく、切符購入時または予約時に食事の有無を申し込む必要がある。 車椅子を使用する乗客のための乗降用リフト、身体障害者専用客室を備え、バリアフリーに配慮した設計が施されている。 デンマークに乗り入れる車両はSJの交流15kV・16 2/3Hzとデンマーク国鉄(DSB)の交流25kV・50Hzの、両方の電源に対応できる改造が施されている。 車体外装色は、登場時は白ベースに青のストライプ、窓周りにダークグレイを配したカラーリングだったが、2005年以降内外装のリニューアルが実施され、クールグレイ一色のシンプルなカラーリングとなった。また一部の車両は増結運転を行うために、先頭部の連結器を常時使用できるように改造された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SJ2000」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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