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SL函館大沼号(エスエルはこだておおぬまごう)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が2001年(平成13年)4月28日より2014年(平成26年)12月まで函館本線函館駅 - 森駅間にて運行されていた。蒸気機関車牽引による臨時普通列車である。 == 運行概況 == 主に、ゴールデンウィーク時期と夏休みの期間限定で1日1往復運行する。当列車は全席座席指定制でありSL指定席料金を別途支払う必要がある。編成として普通車以外にカフェカーおよび車掌車が連結されている。各車両には「道南の花」「幕末」「異国情緒」などをテーマにした装飾がされている〔SL函館大沼号(14系 ※一部43系) 車両の紹介 - JR北海道〕。 往路の下り列車(函館発森行き)は、函館駅を発車後、急勾配のある仁山駅を経由して〔2009年(平成21年)以降より。2008年(平成20年)までは藤城線経由で運行されていた。〕、大沼・小沼および駒ヶ岳がある大沼国定公園の風景を望みながら森駅に到着する。 復路の上り列車(森発函館行き)は、森駅を発車後、往路とは別の砂原支線を経由し、大沼国定公園に加えて内浦湾の風景を望みながら大沼駅に到着後一旦スイッチバックして大沼公園駅まで戻る。大沼公園駅発車後は往路と同じルートで函館駅に到着する。 列車番号は下り列車が全区間9989、上り列車は森 - 大沼間が9990、大沼 - 大沼公園間が9991、大沼公園 - 函館間が9992となっている〔JTBパブリッシング編 JTB時刻表 2012年4月号〕。 2014年、JR北海道は安全体制の立て直しを図る中で新型の自動列車停止装置(ATS)をSLに搭載するだけの余力がないこと、また、北海道新幹線の開業準備を優先させる必要性があることから、2014年度限りでSLニセコ号やSLはこだてクリスマスファンタジー号とともにSL函館大沼号を廃止する方針であることが明らかとなった。2014年12月の運行にもって、SLはこだてクリスマスファンタジー号とともに終了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SL函館大沼号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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