|
『SONORITE』(ソノリテ)は、2005年9月14日に発売された山下達郎通算12作目のスタジオ・アルバム。 チャート成績: オリコン週間アルバムはBon Joviの「Have A Nice Day」に阻まれ、初登場2位となった。この結果、1986年発売の8枚目アルバム「POCKET MUSIC」より継続していた連続首位記録が6作で途切れた。 == 解説 == オリジナル・アルバムとしては、前作『COZY』〔『COZY』 1998年8月26日発売 MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN CD:WPCV-7450〕からまたも7年のブランクを経てのリリースとなった。この間は竹内まりやの作品を主に手がけていたために、自身のアルバム・リリースは1999年のアカペラ・アルバム『ON THE STREET CORNER 3』〔『ON THE STREET CORNER 3』 1999年11月25日発売 MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN CD:WPCV-10032〕と2002年のベスト・アルバム『RARITIES』〔『RARITIES』 2002年10月30日発売 MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN CD:WPC2-10001〕の2枚にとどまった。この間にも『COZY』〔の時と同じく多くのCMタイアップ曲が作られたが、本人曰くフルサイズで完成している「夏コイの味」をはじめとして大半が未収録となった。純粋な書き下ろしの新曲は3曲のみで、残りはCMタイアップソングやセルフカバー、シングルAB面曲となっている。このため評価については賛否あり、『RARITIES Vol.2』という揶揄も聞かれた。山下によれば、アルバムの制作方針を従来とは変えて、今後は間隔をなるべく開けずにリリースするために、アルバム未収録曲を整理するという意味合いもあったらしい。 今までレコーディングに使用していたソニーのデジタルマルチトラックレコーダー、PCM-3348の生産終了などの理由で、今作よりPro Toolsを導入せざるを得なくなったため、前作と音の作り方がまったく変わってしまい、サウンドを作り上げるのに苦心したと本人は語っている。 当初は9月21日発売とアナウンスされたが、作業が順調に進んだため1週間前倒しされた。山下にとって、発売が早まったのは前例がなかったようで、7月24日に放送された『サンデー・ソングブック』では「発売が遅れたというのは日常茶飯事ですが、早まったというのはこれが初めてではないでしょうか」と述べていた。 全日空の航空便では本作の発売に合わせて、山下と中村貴子の対談形式でムーン・レーベル時代の楽曲を流す「空のソノリテ」が放送され、本作収録曲のほか「悲しみのJODY」や「ヘロン」などが流された。 アルバムのタイトルは、フランス語で「音の響き具合」を意味する“sonorité”から付けられた。初回限定紙ジャケット仕様。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SONORITE」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|