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SPACY : ミニ英和和英辞書
SPACY

ぼうっとした


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spacy : ぼうっとした
SPACY : ウィキペディア日本語版
SPACY[すぺいしー]

SPACY』(スペイシー)は、1977年6月25日に発売された山下達郎通算2作目のスタジオ・アルバム
== 解説 ==
CIRCUS TOWN』〔『CIRCUS TOWN1976年12月25日発売 RCA ⁄ RVC LP:RVL-8004〕のニューヨーク・サイドのレコーディング終了後、チャーリー・カレロ山下達郎に、すべてのスコアを持ち帰ることを許した。日本に帰ってそのスコアを検証したところ、山下がそれまで見たどの教則本や理論書とも全く違うものだったという。アイデアの構築の仕方が実践的で、何よりもスモール・コンボのための程よいデフォルメが随所に施されていていた。これを学習する手はないし、何より実践に応用しないでどうすると思い、セカンド・アルバムのレコーディングが始まるころにはすっかりその気になって、スコア夏季に没頭していった。『CIRCUS TOWN』〔を作り終えた頃は、マネージャーと喧嘩別れしたり、取材で音楽評論家と喧嘩したりと、状況的には悪い日々が続いたが、音楽的好奇心はむしろ旺盛で、限られた予算の中とはいえ、それまで出来なかったいろいろな試みが行われた。
山下の作風は、当時の商業音楽の主流とかけ離れた(あるいは、当時の主流からは進み過ぎていた)ものであったため、このアルバムの制作にあたっては経費や時間への厳しい制限を克服しなければならなかった。ジャケットは、山下の個人的依頼に応じてペーター佐藤カラーコピー機とアクリルブロックで製作したイラストを使用しているし、録音においても、B面収録曲の多くがほとんど山下一人の手によって演奏されているところに、その影がうかがえる。しかしながら、そのような状況下で制作されたからこそ、その虚飾のないサウンド(「夜に忍び込む曲」と評される〔これは『Quick Japan No.62』(2005年10月12日発行、太田出版)に掲載された山下とサンボマスターのヴォーカル、山口隆との対談の中で、山口が表した言葉である。〕)は、70年代の山下の音楽が最も率直なかたちで具現化されたものとして、現在に至るまで高く評価されている。古くからのファンの中には、このアルバムをベストとする人も多く、山下本人も自分でよく聞き返すアルバムの一つだと語っている。
前述の経費・時間不足のため、B面の曲のいくつかは、自らの演奏するピアノシンセに多重録音のコーラスを重ねたかたちで録音されているが、これが後に山下の真骨頂とされる「一人多重録音」という制作形式の先駆けになった。
タイトルは現在の俗語では「現実味のない、ぼーっとした」というような意味を持つが、山下は自らの造語としてつけたと語っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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