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SRMS ( リダイレクト:シャトル・リモート・マニピュレータ・システム ) : ウィキペディア日本語版 | シャトル・リモート・マニピュレータ・システム
シャトル・リモート・マニピュレータ・システム(、SRMS)とは、スペースシャトルに搭載されているロボットアームである。カナダの企業が開発・製造を担当した事からカナダアーム()とも呼ばれる。シャトルの貨物室から貨物を動かして、所定の位置で放すために使われる。浮遊している貨物を掴んで貨物室に入れて固定することもできる。シャトルの多用途性を支える重要な装備のひとつである。 1981年11月13日に打ち上げられたシャトルの2回目のミッション STS-2 で初めて使われた。STS-107 でのコロンビア号事故の後、アメリカ航空宇宙局 は SRMS にセンサ付き検査用延長ブーム (OBSS) を装備した。これは、熱防護システムの損傷を調べるために、シャトルの外観を調査する装置を乗せたブームである。将来行なわれるミッションのすべてで、SRMS がこの役割を果たすであろうことが期待されている。 == 仕様 == SRMS のブームは、長さが15m(50フィート3インチ)、直径は38cm(15インチ)、自由度は6である。重量は410kg(905ポンド)で、全重量は450kg(994ポンド)である。SRMS には6つの関節があり、人間の腕とほぼ同じである。肩は左右と上下、肘は上下、手首は上下と左右と回転ができる。エンドエフェクタは手首の先にあるユニットで、実際に物を掴む部分である。2本の軽量ブームの部分は、上腕、下腕と呼ばれている。上腕は肩と肘の関節に、下腕は肘と手首の関節に接続されている。SRMS はオービタの貨物室のロンジロン(縦通材)にあるアーム保持機構 (MPM) に取り付けられていて、電力とデータ接続も MPM に位置している。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Canadarm 」があります。
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