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SSZ級軟式飛行船とは、第一次世界大戦中、初期のSS級軟式飛行船を基としてイギリスで開発された軟式飛行船である。SSZはSea Scout Zeroのイニシャルである。こうした航空機の主な任務とは輸送船団を護衛し、ドイツのUボートの偵察・捜索にあたることだった。 == 設計と開発 == SSZ級軟式飛行船は、フォークストン近郊のカペル・ル・ファーン〔''Twenty-One Years of Airship Progress.'' flightglobal.com. Retrieved on 28 March 2009.〕に置かれたイギリス海軍航空隊(RNAS)飛行船基地に勤務する3人の士官により作り出された〔Whale (2008), p.60.〕。これはSS級軟式飛行船を代替するものだった〔Castle (2009) p23〕。 他のSS級軟式飛行船と同様、SSZ級は容量2,000立方mの気嚢を有し、この中には浮力調節用として容量各180.5立方mの小気室を2個搭載していた〔SSZ data. Airship Heritage Trust. Retrieved on 18 March 2009.〕。またSSP級軟式飛行船のように、燃料は気嚢の軸線上に吊された、アルミニウム製タンクに搭載された〔Whale (2008), p.61.〕。 操縦室の設計は他のSS級軟式飛行船を出自としたものだった。これはボート様の流線形状を取り、防水され、前端から後尾まで床張りが施された。また側面には、繊維で包んだ8層の材木またはアルミニウム材が張られた。操縦室は快適で、3名の搭乗員を収容した。前方の座席は無線手兼機銃手で占められ、中央座席は操縦士、また機関士は後方に配された〔。 水冷式75馬力(56kW)ロールスロイス・ホークエンジンが1機、操縦室後部の上方に設けられた架台へ取り付けられた。この機関は推進式形状に配された、直径2.7mの4翅プロペラを駆動した〔。 SSZ級の設計は、同時期にRNASキングスノースで開発されたSSP級軟式飛行船よりも優れていると判定された。このためSSP級は生産中止となった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SSZ級軟式飛行船」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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