|
『STRANGERS』(ストレンジャーズ)は、日本のミュージシャン、布袋寅泰の16枚目のアルバムである。 == 解説 == 本格的な世界進出を視野に入れて制作された作品であり、"HOTEI"名義でイギリス、ヨーロッパ、日本にてワールドリリースされた。これまでも海外にてリリースされた作品は存在するが〔『DANCING WITH THE MOONLIGHT』(イギリスのみ)、『SUPERSONIC GENERATION』(ヨーロッパやカナダなど)、『ELECTRIC SAMURAI』(配信にて世界リリース)がある。〕、同時リリースはキャリア史上初となる。 前年リリースの前作『New Beginnings』をベースとし、新たに海外アーティストとコラボレーションした楽曲や新曲を収録した構成となっている。 海外で活動していく上で「まずは世界で通用する音楽を作る方法を自分が知らなければならない」というところから『New Beginnings』を制作。そこからさらに「今後世界に自分の存在をアピールしていく上でまずは作品をリリースする」ことを念頭に、より世界のマーケットにアピールできる音楽を意識して楽曲を発展させていき、本作は完成した。『New Beginnings』収録のままの楽曲については「インストゥルメンタルとして完成しているから、そのままにした」とのこと。〔ブックレット封入のライナーノーツより〕 前作では自身が日本人だということを踏まえたオリエンタルなテイストも意識したとされるが、一方で「"和"のコンセプトとして押し出しても、"これで扉は開くのか?"という疑問もどこかであった」こと〔、また2015年4月にスパインファーム・レコードとの契約を果たしたことも影響している。さらに本作リリース前の2015年7月7日にロンドンのThe Lexingtonで行ったワンマンライブにて、「この人は日本人ギタリストと誇張しない方が良い。日本人という先入観でイメージを狭めてしまうのはもったいない」と業界人たちから評価されたことも大きかったという。〔 また前作以上に「ロンドンを拠点に世界進出を目指すのだから、とにかくイギリスの制作スタイルに自分をローカライズさせる」ことも強く頭に置いてアルバム制作を進めていった。〔ファンクラブ会報誌 vol.42のインタビューより〕 ザ・ストゥージズのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たしているイギー・ポップ、ラムシュタインおよびの、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインの、テキサス出身のシンガーソングライターである、 のメンバーにして布袋の友人であり『SUPERSONIC GENERATION』や前作でも共演しているがゲストで参加している。 ゲストとのコラボレーション曲と、インストゥルメンタル曲との比率については「当初から僕を含めたチーム全員が、インストゥルメンタルとコラボレーションのバランスがとれたアルバムにすべきだという点で意見が一致していた。それがギタリストHOTEIのあるべき姿だから」と布袋は語っている。〔 アルバムタイトルについては「僕はジャパニーズではあるけれども、広い世界の中ではひとりの見知らぬ『Strangers』でもある」という意図から来ている〔。 また日本のファンに向けて「(前作の) 焼き直しじゃないの?と思われる方もいるかもしれない。実際『New Beginnings』収録のままの曲もある。この曲がこうなるのか、と楽曲の変化を楽しんでもらうのもいいし、逆にまったく新しいアルバムとして、世界の中のStrangersのひとりとして聴いてもらうと、また違う音楽に聴こえると思う。それぞれの楽しみ方をして欲しい」という思いも語っている。〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「STRANGERS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|