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STSAT-2B(Science and Technology Satellite 2B、科学技術衛星2号)は韓国の人工衛星。2010年6月10日に羅老による打ち上げに失敗し、ペアで運用される予定だったSTSAT-2Aに引き続いて、打ち上げ失敗による喪失となった。 運用は韓国航空宇宙研究院が行う予定で、将来に向けた技術実証を目的としていた。重量は100kgで〔、最低でも2年間の運用が予想されていた。 ==機器== STSAT-2Bには地球の輝度温度を測定するDREAM(Dual-channel Radiometer for Earth and Atmosphere Monitoring、地球・大気監視用デュアルチャネルラジオメータ)が搭載されていた。 この他にもLRA(Laser Retroreflector Array、レーザー逆反射器配列)が搭載されており、衛星の軌道要素の高精度測定に使用される予定だった。LRAによって収集されたデータはDREAMの調整や測地学研究、ロケットの性能評価にも使用される予定だった〔。製作公差のため、STSAT-2Bの逆反射器によるデータはSTSAT-2Aで予定していたものより正確な精度が得られるとされた。 また一連の工学実験も計画されており、実験的オンボードコンピュータ、最大10Mbpsのデータ中継のほかに、姿勢制御システムの調査、パルスプラズマスラスターやスター・トラッカー、太陽センサーの試験の実施が予定されていた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「STSAT-2B」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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