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Sahanaとは災害救援活動の管理を支援するためのシステムである。 Sahanaは2004年のスマトラ島沖地震の際に開発され、スリランカ政府のCentre for National Operations(CNO)よって展開された。CNOはConsortium of Humanitarian Agencies(CHA)を含む。第2ラウンドの資金調達では、スウェーデン国際開発協力庁(SIDA: Swedish International Development Agency)が資金提供した。Sahanaプロジェクトは、パキスタン カシミール地方の地震(2005年)、フィリピン レイテ島の地すべり(2006年)、インドネシア ジャワ島の地震(2006年)などの災害で展開されるにつれて成長している。 現在のSahanaは次の3つのプロジェクトから成る。 * Eden : Python製 * Agasti : PHP製 * L10N: 地域化プロジェクト ==機能== Sahanaプロジェクトは、独立した要素で構成された、Webベースの災害管理アプリケーション一式を提供することを目的とする。 * 行方不明者の登録簿: 行方不明者と発見された人々のオンライン掲示板。行方不明者と発見された人々、および彼らを探す人々に関する情報を捕捉する。 * 組織登録簿: 「誰が何処で何をしているか」の協調ツール。災害地域で活動する救援組織とその他の利害関係者を追跡できるようにする。それぞれの組織の活動地点、およびサービス提供地域に関する情報を捕捉する。 * 依頼/誓約管理システム: すべての救援組織、救助隊員、政府職員、および収容施設が支援を確約すべき救助依頼と供給を効果的に一致できるオンライン保管庫。援助供給を要求から実現まで追跡する。 * 避難所登録簿: 地域の避難所の位置と基本データの追跡を維持する。また、被災地の避難所位置を示すため避難所の景色を提供する。 * 在庫管理: 災害用の備蓄物資の位置、数量、有効期限を追跡する。 * 状況認識: 事象の概要を知らせ、現場で何が起こっているか情報を加えるべき人々を認可する。人々が現在の災害状況を協力して記録できるように、地図上に関連情報と一緒にメモや写真を書き込める機能である。 * ボランティア調整: NGOの人員配置を助けるため、すべてのボランティア、連絡情報、プロジェクト割り当て、空き状況および技術を追跡できる。 またSahanaは、現地で犠牲者に関するデータを記録するための要員や地区拠点を考慮し、他の現場事務所、本部または要員でデータ変換し、複数のSahana間で同期するためのツールを含む。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Sahana」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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