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Strlcat : ウィキペディア日本語版
Strlcat

strlcatC言語文字列を安全に結合するための関数である。ISO で規定された関数ではないが、BSD libc などに含まれている。危険な使い方をしてしまいがちな関数strcatstrncatの代替として、Todd C. Millerおよびテオ・デ・ラート (Theo de Raadt) が開発した〔strlcpy and strlcat - consistent, safe, string copy and concatenation. - 1999 USENIX Annual Technical Conference, June 6-11, 1999, Monterey, California, USA 〕。
== 概要 ==
プロトタイプ

size_t strlcat (char
*dst, const char
*src, size_t size);

であり、ポインタsrcの指すアドレスから最大でsize - strlen(dst) - 1バイト文字列をdstの末尾に追記し、NULL文字で終わるようにする。つまり、dstのバッファの実際の大きさをsizeに指定すれば、バッファオーバーランしないことが保証される。
strncatは似たプロトタイプを持つが、sizeの意味はsrcから最大で何バイトコピーするかであり、NULL文字を考慮すると最大でsize + 1バイトをコピーされる。またsizeの値は、dstに既に存在する文字数も考慮しなくてはいけない。この複雑さからしばしばsizeの指定を誤り、バッファオーバーランの原因となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Strlcat」の詳細全文を読む




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