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StrongARM(ストロングアーム)は、ARM V4 命令セットアーキテクチャ (ISA) に基づいてDECが開発したマイクロプロセッサファミリである。後にインテルへ売却され、最終的にはXScaleに取って代わられた。 == 歴史 == StrongARMは ARMとDECの共同プロジェクトとして、既存のARMシリーズよりも高速なCPU(ただし完全互換ではない)を開発することから始まった。StrongARMは低消費電力の組み込み市場の中でも従来のARMシリーズでは性能が足りなかったハイエンド市場を目指して設計された。ターゲットはPDAやセットトップボックスである〔Montanaro, James et al. (1997). "A 160-MHz, 32-b, 0.5-W CMOS RISC Microprocessor" . ''Digital Technical Journal'', vol. 9, no. 1. pp. 49–62.〕〔 〕。 DECはマサチューセッツ州を半導体部門の拠点としていたが、シリコンバレーの才能ある人材を獲得しやすくするためカリフォルニア州パロアルトにデザインセンターを開設した。ここがStrongARMプロジェクトの拠点となった。また、DECからアップルやモトローラに一旦移籍して戻った技術者らが作ったテキサス州オースティンの設計拠点もプロジェクトに関わっている。プロジェクトは1995年に始まり、まもなく最初の設計である SA-110 が完成した。 訴訟問題の結果として1997年、DECの StrongARM を含む半導体部門は後にインテルに売却された。インテルは不振だった同社のRISCプロセッサ(i860, i960)の代わりにStrongARMを使った。2000年、その設計はインテルのXScaleに取って代わられた。なお、そのXScaleも2006年にMarvell社に売却された。 DECの半導体部門がインテルに売却された際、パロアルトの技術者の多くはMIPSアーキテクチャの通信向け System-on-a-chip (SoC) を設計していたベンチャー SiByte(後にブロードコムが買収)へ移籍した。オースティンの設計グループもMIPSの携帯機器向け SoC を設計するベンチャー Alchemy Semiconductor に参加した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「StrongARM」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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