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使い残り, 引抜く, 切株, 吸い殻, 切り株, をぶつける =========================== 「 Stub 」を含む部分一致用語の検索リンク〔 2 件 〕 ・pencil stub : 鉛筆の使いのこり ・stub : 使い残り, 引抜く, 切株, 吸い殻, 切り株, をぶつける
スタブ (stub) とは、複数のモジュールからなるコンピュータプログラムの検査(ソフトウェアテスト)時における下位モジュールの代用品のこと。元々の意味は、切り株のこと。 == 概要 == 呼び出す側(上位)のモジュールを検査する場合に、呼び出される側(下位)の部品モジュールが未完成であることがある。このとき、呼び出される側の部品モジュールの代用とする仮のモジュールを、「スタブ」と呼ぶ。スタブモジュールは設計仕様に定義されている全ての関数を実装してあるが、関数内部は正規の動作をせず、定数を返すだけという作りになっている事が多い。下位モジュールの関数の戻り値によって、上位モジュールの動作が分岐する場合は、その分岐パターンを満たすための最低限のいくつかの定数を返す、複数のスタブを作る場合もある。あるいは(その関数が引数をとる場合は)与えられる引数によって(正規の処理とは関係ない、最低限の分岐処理だけを実装し)、それらの値を返すスタブを作ることもある。 たとえば複数人でプログラミングをするときなどでは、初めはモジュールごとにプログラムを作成し、後で各モジュールを結合(リンク)して、全体としてうまく動作するかどうかをテストする。この結合テストの前段階で、個々のモジュールは、あらかじめ正当性を検査しておくことが望ましい。その場合、呼び出す部品モジュールがまだ完成していないときには、スタブが用いられる。スタブは、単純で何もしないようなものであってもよく、テストしたい部分とリンクして動作させるのに十分であればよい。 また、このようなスタブは、モジュールの仕様設計の段階で作られる事が殆どである。とりあえず設計段階で中身の無いスタブモジュールを書く事によって、モジュール間の結合の設計に問題がないかを具体的に確かめながら仕様設計ができるからである。また、スタブモジュールのみを作成することもまずありえない。スタブモジュール作成によって工数を消費することはデメリット以外何物でもないからである。 一般にテストする対象が上位階層のモジュールであって下位の部品が未完成の場合、その代用となる仮の下位階層モジュールを、「スタブ」と呼ぶ。 逆の場合、すなわち下位階層の部品モジュールをテストするときに、上位階層のモジュールが未完成であるか簡略的に代用したい場合、テスト用の仮の上位階層モジュールを、ドライバ(ソフトウェアの場合)またはコントローラ(ハードウェアの場合)と呼ぶ。ただし、仮のモジュールではなく正規のモジュールについてもドライバ/コントローラと呼ばれる事があるので、区別するために「テストドライバ」や「サンプルドライバ」などと呼ぶ事も多い。 いずれの場合も、全体のプログラムテストを飛躍的に効率よくする役割を果たす。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スタブ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Method stub 」があります。 スポンサード リンク
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