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sudo(“su do”)は、UNIXおよびUnix系オペレーティングシステムのプログラムの1つで、ユーザーが別のユーザーの権限レベルでプログラムを実行するためのコマンドである。一般的に、ユーザーがスーパーユーザー(superuser、すなわちroot)の特権レベルを利用する際に用いられることが多い。デフォルトではその別ユーザーのパスワード入力を求めてくるが、設定を変更すれば root のパスワードを求めるようにもできるし、端末(や擬似端末)につき1回だけパスワードを入力すればよいようにも、全くパスワード入力を求めないようにもできる。sudo は各コマンド実行を記録でき、スーパーユーザーとしてのログインの完全な代替として使う場合もある。例えば、Linuxディストリビューションの Ubuntu はそのような使い方をしている〔RootSudo - Community Ubuntu Documentation 〕。 オリジナルのプログラムは1980年、ニューヨーク州立大学バッファロー校の計算機科学科で Bob Coggeshall と Cliff Spencer らが開発した〔「first conceived and implemented by Bob Coggeshall and Cliff Spencer around 1980 at the Department of Computer Science at SUNY/Buffalo.」と見える。〕。2014年現在も活発に開発が続いており、OpenBSDの開発者である Todd C. Miller が開発・保守を行っている。 == 利点 == suを使わずsudoを推奨するオペレーティングシステムでは以下のような利点が挙げられる。 *オペレーティングシステムをインストールする際の、設定項目を減らすことができる。 *ユーザーが余計なパスワードを覚えなくてもよくなる。 *大きな変更を加える際、パスワードの入力を求められるようにすることで、ユーザーは何をしようとしているか再認識することができる。 *sudoコマンド実行ログが残り、何か不具合が発生した際にどのようなコマンドを実行したのかを確認することができる。システム監視の意味でも有用。 *rootアカウントでのログインを無効にしている場合、パスワードの総当たりなど、強引な手法でシステムに侵入を試みるクラッカーがrootアカウントで侵入できない。 *ユーザーを管理者グループに追加、削除することにより、管理者権限を持つことのできるユーザーを限定できる。 *sudo は su に比べて、より細かいセキュリティポリシーを設定することができる。 *管理者権限を時間経過で自動的に破棄するように設定することができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Sudo」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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