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T-VISはToyota Variable Induction Systemの略でトヨタ自動車が採用した可変吸気システムの名称。 == 概要 == T-VISは、各気筒に2本ずつある吸気バルブに対しそれぞれ独立したインテークマニホールドを持ち、低回転では片側をバタフライバルブにより閉じ1本とし、高回転では2本に切り替える構造。 これにより、低回転ではインテークマニホールドの断面積が小さくなり、吸気流入速度が上がり慣性力で充填効率が上がる(慣性過給効果)。さらに、混合気がシリンダー中心に対しオフセットして流入するため、強いスワール渦が発生し燃焼効率が上がる。これらにより発生トルクの向上が計れる。高回転ではインテークマニホールド内の断面積が大きくなり、吸入抵抗が下がることにより充填効率が上がり、最高出力の向上が計れる。 作動は、負圧アクチュエータを使い、バキュームスイッチングバルブで約4,500rpmで負圧をアクチュエータに送り、バタフライバルブを開かせる。 最初に採用されたエンジンは4A-GEで、その後1G-GEでは不等長インテークマニホールド型が採用され、低回転側インテークマニホールドが長くされ、脈動効果も利用しさらに充填効率を大きくすることができた。 また、高回転まで使用しない場合に、汚れによりT-VISの動きが悪くなり、レスポンスが悪くなるトラブルも発生し、T-VISを取り外す改造も行われた。 他メーカーでは、同じ時期に日産がRB20DEに、同様の可変吸気システムのNICS(Nissan Induction Control System)を採用している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「T-VIS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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