|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 対 : [つい] 【名詞】 1. pair 2. couple 3. set ・ 対戦 : [たいせん] 1. (n,vs) waging war 2. competition ・ 対戦車 : [たいせんしゃ] (n) anti-tank ・ 戦 : [いくさ] 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight ・ 戦車 : [せんしゃ] 【名詞】 1. tank (military vehicle) ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel ・ 自走 : [じそう] (n,vs) self-propulsion ・ 自走砲 : [じそうほう] (n) self-propelled artillery ・ 砲 : [ほう] 1. (n,n-suf) gun 2. cannon
T28重戦車(T28 Super Heavy Tank)、またはT95戦車駆逐車(T95 Gun Motor Carriage)と呼ばれるこの車輛は、第二次世界大戦中にアメリカ陸軍向けに設計された試作重戦車である。 その構造は砲塔を持つ通常の戦車よりはドイツの駆逐戦車のそれに近い。日本語訳としては、Super Heavy Tankを直訳した「超重戦車」、Gun Motor Carriageを意訳した「対戦車自走砲」といった語が充てられる場合もある。 == 開発 == T28はマウスのようなドイツ軍重戦車への対抗として設計され〔、また重防御されたドイツ軍のジークフリート線に対する攻撃をも企図して準備されていた〔。 最初の発案は1945年春であったが、第二次世界大戦に投入するにはあまりにも遅すぎた。この計画の当初の名称はT28であった。パシフィック・カー・アンド・ファウンドリー社はヨーロッパ戦線における最後のひと押しのために本車を設計したが、試作一号車が完成し、投入準備を終えたころには戦争もまた終わっていた〔。当初の計画では試作車両を5輌生産する予定であり、最終的には合計25輌の戦車が組み立てられるはずであった〔。 T28は砲塔を装備せず、主兵装を収めるケースメート方式の戦闘室を構築しておりそれは自走砲そのものであった。そこで本車は1945年にT95戦車駆逐車へ改称された。しかし1946年6月、この車輛は再びT28へと改称された〔。この経緯には本車の性格に関する議論があったが、本車の実質は戦車ではなく戦車駆逐車、より正確に言うならばドイツ軍における駆逐戦車(Jagdpanzer)の様式に沿う重戦車駆逐車であり、ドイツ軍重戦車と戦うことを意図していた〔。 2種類のT28の試作車輛が製造された。これらの車輛は1947年までアバディーン性能試験場およびフォート・ノックスの施設で審査を受けた。1947年、T28のうち1輌がユマ試験場において試験走行中にエンジン火災を起こし、重大な損傷を受けて廃棄された。もう1輌のT28は解体された後にスクラップとして売られることが報告された。T28が配備されることは全くなかった。なぜならT28の開発と審査は、砲塔装備の重戦車設計であるT29重戦車とT30重戦車に追い越されたからである〔。T29は本車と同口径の砲を装備し、T30はより大口径の砲とさらに強力なエンジンを搭載して開発されていた。このため、T28の開発計画は1947年10月に終了した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「T28重戦車」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 T28 Super Heavy Tank 」があります。 スポンサード リンク
|