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TF40 ( リダイレクト:ロールス・ロイス・チュルボメカ アドーア ) : ウィキペディア日本語版
ロールス・ロイス・チュルボメカ アドーア

RT.172 アドーア(''RT.172 Adour'' )は、イギリスのロールス・ロイス・ホールディングスとフランスのチュルボメカの合弁会社であるロールス・ロイス・チュルボメカによって開発、生産された2軸式のターボファンエンジンである。このエンジンの名称はフランス南西部を流れるアドゥール川に由来する〔Gunston 1989, p.155.〕。
== 歴史 ==
アドーアは当初、イギリスとフランスの共同開発によるジャギュア攻撃機用に開発されたエンジンで1968年に最初の運転に成功した。当初アフターバーナーは搭載していなかった。
2009年7月の時点で19種類に及ぶ2,800基以上のアドーアが生産され、総飛行時間は2009年12月に800万時間に達した〔Rolls-Royce PLC -Adour product page Retrieved: 21 July 2009〕。アメリカ合衆国ではこのエンジンをF405-RR-401(ベース型:アドーア Mk 871)として現在でもアメリカ海軍ボーイング / BAEシステムズ T-45 ゴスホーク練習機で使用しており、そのさらに改良型としてF405-RR-402(ベース型:アドーア Mk 951)が開発されている。開発当初サージングの問題があり、対策がとられた。日本でも三菱T-2/F-1用に石川島播磨重工業(現・IHI)がライセンス生産したTF40-IHI-801A(ベース型:アドーア Mk 102、派生型:アドーア Mk 801)を採用していた。IHIがライセンス生産を締結する前に、FMS形式で防衛庁(当時)が先行量産型のアドーアを輸入し、これを元にIHIがIHI801Xとして生産していた。しかしロールス・ロイス側は直後に、推力を15~18%も増強した改良型エンジンのMk 106をリリースした上、その後の技術的な対応などRR側の態度があまりにもおざなりなものであったため、生産途中で仕様が独自に変更されている。この一件で、欧州製の航空機に対する不信が防衛庁に起こることとなった。そして搭載されていたT-2、F-1の退役とともに同機も退役した。
世界初の3軸式ターボファンエンジンロールス・ロイス RB.203のコアエンジンにも転用され、その基礎研究はRB.207を経てRB.211で具現化することになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロールス・ロイス・チュルボメカ アドーア」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rolls-Royce Turbomeca Adour 」があります。




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