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TR23 ( リダイレクト:国鉄TR23形台車 ) : ウィキペディア日本語版 | 国鉄TR23形台車[こくてつてぃーあーる23かたちだいしゃ]
TR23形台車(TR23がただいしゃ)は、日本の鉄道省(国鉄)が開発した鉄道車両用台車の一形式である。 == 概説 == 1914年以降、国鉄では制式客車用台車〔TR10 - 13・71・72の各形式。ただしTR10は当初明治45年式台車と呼称したグループの1914年以降製造分のみ。〕について、その側枠を構成する主要材料として「球山形鋼(バルブアングル)」〔八幡製鐵所製。〕と呼ばれる、本来は船舶向けに生産されていた特殊な断面の形鋼材を使用していた。しかし、造船用鋼材の需要が第一次大戦後の造船不況の影響で激減し、これに伴って球山型鋼も生産打ち切りとなってしまった〔生産打ち切り通告を受けて困惑した鉄道省は、八幡製鐵所に鉄道向けの特注生産を打診したが、必要数の100倍以上の最低生産量を提示され、断念したという。〕。 このため球山型鋼を使用しない客車用台車の設計を強いられた鉄道省は、これを機に台車の基本構成を一新することになった。こうして1928年に優等車用3軸ボギー台車であるTR73と、一般車用2軸ボギー台車であるTR23の2種が設計され、1929年度量産開始のスハ32系より標準採用されるようになった。 これらは良好な成績を収めたことから、1930年代から1940年代にかけて国鉄の客車のみならず電車・気動車にまで幅広く採用され、更に太平洋戦争後も軸受構造の変更を実施の上で1950年代初頭まで同系台車の量産が継続された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄TR23形台車」の詳細全文を読む
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