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TRONプロジェクト : ミニ英和和英辞書
TRONプロジェクト[とろんぷろじぇくと]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


TRONプロジェクト : ウィキペディア日本語版
TRONプロジェクト[とろんぷろじぇくと]

プロジェクト(トロンプロジェクト)は、坂村健による、リアルタイムOS仕様の策定を中心としたコンピュータ・アーキテクチャ構築プロジェクトである。プロジェクトの目指す最終的到着点のグランドイメージとして「どこでもコンピュータ」ことHFDS〔、超機能分散システム、1990年代以降はユビキタスコンピューティングとも。〕を掲げている〔坂村健「TRONの目指すもの」、『TRONプロジェクト'87-'88』pp. 3~19〕。1984年6月開始〔坂村健『を創る』p. 2〕。
==概要==
プロジェクトの中心と言える団体は、現在は トロンフォーラム (2015年4月1日に フォーラムから名称変更)である。以前は社団法人トロン協会によって運営されていた(2010年1月15日付けで解散)。現在は組込みシステム関連企業などが主として参加している〔T-Engineフォーラム 会員リスト 〕。RTOS等の、完成した仕様については一般に無償で公開されており、仕様の使用についてはライセンスフィーを要求されず、実装・商品化は誰でも自由に行える。仕様書やT-License(現在のバージョンは2.0)で配布しているソースコードの著作権者は同フォーラムあるいは坂村健となっている。
「」は、「」に由来する。組込み分野やパーソナルコンピュータGUIなど、リアルタイム性が必要な応用を重視していることによる。プロジェクト発足直後にあたる時期の坂村の著書『電脳都市』の映画「トロン」の章の注によれば、よく映画から採ったのか、と聞かれるのだが「そうでもないし、そうでもある、というところで実のところ全く関係ない。でも、このプロジェクトを始める前に映画を見た記憶はある。 は … の略である。」と〔『電脳都市』岩波版(ハードカバー版)p. 290〕なんとも曖昧なことを書いている。
現代社会では、日常生活のあらゆる部分にコンピュータが入り込み、何らかの形で人間と関わりを持っている。これらのコンピュータをそれぞれの機器別にバラバラに扱うのではなく、ある程度標準的な仕様を設けてうまく連携させようというのがTRONの理念である。
応用製品としては、携帯電話や自動券売機、自動車エンジンの燃料噴射システムなどの組込型コンピューターの基本ソフトの一種として普及した。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「TRONプロジェクト」の詳細全文を読む




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