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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
冷凍食品(れいとうしょくひん)とは、長期保存を目的に冷凍状態で製造・流通・販売されている食品をいう。 == 概要 == 水分や油脂が凍結・凝固する程の低温にすることで微生物の活動を抑え、長期間(社団法人日本冷凍食品協会〔社団法人日本冷凍食品協会冷凍食品の品質は表示されている賞味期限を見て判断すれば良いか? 〕によるとマイナス18℃以下であれば製造後1年程度)にわたって保存できるのが特徴である。 なお、保存温度の「マイナス18℃」は0℉(華氏0度:ファーレンハイト度0はセルシウス度-18)に由来する。さらに温度を下げれば、魚に寄生するアニサキスのような寄生虫を殺すこともできる。 調理済みないしは下ごしらえ済みであるため調理の省力化に役立つことから、飲食店から一般家庭まで広く普及している。また、冷凍時に急速冷凍することで食品の鮮度を保つように配慮されており、長期間、いつでも新鮮な状態を味わうことが可能である。 冷凍食品は以下のように分類される〔『現代商品大辞典 新商品版』 東洋経済新報社、1986年、688頁〕。 *無加熱摂取食品 *生食用食品(魚介類の刺身やむき身など下ごしらえ済みの商品) *調理加熱済食品(茹でダコや茹でガニ、フローズンケーキなど) *加熱後摂取食品 *半調理食品(コロッケやフライなど) *調理済食品(シュウマイやウナギのかば焼きなど) 冷凍食品の中には常温や冷蔵庫で解凍するものもあり、正しく解凍すれば、非冷凍の食材・料理と見分けが付かない場合もある。商品としては野菜・果物などのほか、フライ・うどん・ピラフ・ピザといった調理済みで後は盛り付けるだけの料理など、バリエーションに富む。また近年では電子レンジの普及に伴い、盛り付け済みで専用容器付きの冷凍食品も多数存在しており、これらは多忙な現代にあって重宝されている。 最もこれらを消費しているのはアメリカ合衆国である。同国内ではスナックフード・軽食、ランチやディナー向けなど、様々なニーズに対応した製品も多く、各種の冷凍食材が配置されたプラスチックトレーを電子レンジに入れて指定の時間温めれば、1つのトレーにステーキやポテトサラダ、パンにデザートまでの1食分のメニューがセットで完成する製品まで存在する。 このような食品を「プレパッケージドミール(Prepackaged meal)」と呼び、パッケージの中にプラスチック製のフォークとナイフまでもが付属しているため、保管用の冷凍庫と加熱用の電子レンジさえあれば、食材ばかりではなく食器類を一切用意していなくても食事ができる(電子レンジの普及以前には、厚手のアルミ箔を整形したトレーに冷凍食材を入れたものをオーブンで加熱するものが主流となっていた)。 これらの冷凍食品は俗に「TVディナー(TV Dinner)」と呼ばれ、この俗称は1954年にアメリカで初めてこの種の食品を発売して大ヒット商品とすることに成功した、スワンソン(Swanson)社の冷凍食品ブランド、“''swanson TV Dinner''”に由来している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「冷凍食品」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Frozen food 」があります。 スポンサード リンク
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