|
tar(ター、tape archives)は、ファイルアーカイブのファイルフォーマットの一種である。また、このファイルフォーマットを処理する同名のUNIXコマンド tar も指す。''POSIX.1-1988''〔"IEEE Std 1003.1-1988, IEEE Standard for Information Technology - Portable Operating System Interface (POSIX)"〕や''POSIX.1-2001''〔"IEEE Std 1003.1-2001, IEEE Standard for Information Technology - Portable Operating System Interface (POSIX)"〕で規格化され、UNIX系オペレーティングシステムでは標準のフォーマットである。Windowsではあまり使われない。似たようなものに、afioがある。==機能== tarはファイルのアーカイブに用いられ、多数のファイルを一つのファイルにまとめることができる。その際、ファイルのユーザ情報とグループ情報、パーミッション、最終更新日時、ディレクトリ構造などを同時にアーカイブすることができる。 UNIX系コミュニティでは、圧縮したtar形式のファイルを"tarball"(ターボール)と呼ぶこともある。この語は、元々は「」の童話『』に由来し〔童話の日本語訳書はアナンシ#関連書籍を参照。〕、それに油塊(タールボール)を引っ掛けたジョーク的用語である。 元来tarが行うのはアーカイブ、すなわち複数のファイルをまとめることのみで、圧縮の機能はない。そのため、大半の場合には、アーカイブと同時に、compressやgzip、bzip2などの圧縮方法を用いて圧縮(いわゆる「ソリッド圧縮」)を行う。これにより、ファイルの拡張子はそれぞれ .tar.Z、.tar.gz、.tar.bz2 となる。特に .tar.Z、.tar.gz は古くから使われており、それぞれ略して .taz、.tgz とされることも多い。なお、この形式は、ファイルが一部でも破損した場合、破損箇所に含まれていたファイル以降は取り出すことはできない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Tar」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 tar (computing) 」があります。 スポンサード リンク
|