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Tilt261 ( リダイレクト:JR北海道キハ261系気動車 ) : ウィキペディア日本語版
JR北海道キハ261系気動車[きは261けいきどうしゃ]

キハ261系気動車(キハ261けいきどうしゃ)〔JR北海道では公式Webサイトなど外部文書において「261系気動車」の表記を使っている。〕は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が2000年平成12年)から運用する特急形気動車である。
== 概要 ==
宗谷本線石勝線系統の特急列車高速化に対応した車両として開発され、2016年現在においては特急「スーパー宗谷」および「スーパーとかち」、「スーパー北斗」に使用されている。
これまでJR北海道が開発した特急用気動車としては、「スーパー北斗」用の281系気動車や、「スーパーおおぞら」等向けの283系気動車があり、いずれも制御付自然振子機構を搭載し、曲線区間での大幅な速度向上を実現した高性能車両であったが、両系列は寒冷地向けに特化した複雑な車両構造等の要因もあり製造・保守コストが高額であった。
本系列については、「北斗」「おおぞら」両系統よりも大幅に輸送需要の小さい宗谷本線系統の高速化に際して開発されたことから、本格的な制御付振子機構ではなく、先に通勤型車両201系気動車で実用化されていた車体傾斜装置〔先頭車に搭載したジャイロセンサー(角速度センサー)のデータにより曲線を検知して、その後に各車両に搭載された車体傾斜電磁弁により、台車の外軌側の空気バネ内圧を高めることにより車体傾斜させるシステム。〕を搭載することとし、その他エンジンなどの基本構造も201系気動車をベースとするなど、製造コスト低減を図っている。
本系列の最初のグループ(基本番台)は宗谷本線の高速化事業に合わせて開発された。これはJR北海道と北海道ほか沿線自治体が出資する第三セクター北海道高速鉄道開発」を事業主体とし、旭川駅 - 名寄駅間の線路改良工事と車両の保有を行うものであった。線路改良工事は1997年(平成9年)に着工され、2000年(平成12年)に竣工した。本系列は同年3月11日のダイヤ改正より札幌駅 - 稚内駅間の特急「スーパー宗谷」で営業運転を開始した。
大出力のディーゼルエンジンと前述の車体傾斜装置を搭載し、最高速度130km/h運転および曲線通過速度の向上〔宗谷本線の名寄 - 稚内間では地上設備が未改良であるため、この区間は車体傾斜装置を停止させて走行し、最高速度も95km/hとなる。〕を可能とした本系列の投入により、札幌 - 稚内間の所要時間は以前の旧急行「宗谷」などで約5時間50分を要していたところが最速4時間58分にまで大幅に短縮された。基本番台は全14両が製造され、現在も運用中である。
2006年(平成18年)には、183系気動車の老朽化に伴う置き換え、および石勝線系統の特急列車高速化のため、一部の仕様を変更した1000番台が製造され、翌2007年(平成19年)10月1日のダイヤ改正より札幌駅 - 帯広駅間の特急「スーパーとかち」で運用されている。
2014年(平成26年)7月、JR北海道は軌道や車両への負担軽減、機器トラブルの防止を目的として、同年8月30日のダイヤ改正をもって本系列の車体傾斜装置の使用を取りやめることを発表した。このため、「スーパー宗谷」「スーパーとかち」の平均所要時間が数分延びる。また、2013年(平成25年)12月に北海道新聞が報じたところによると、2015年度以降の本系列の増備分については車体傾斜装置の搭載を取りやめる方向でJR北海道が検討中と報じていた。同月3日読売新聞では、2015年度に24両、2016年度に4両増備される予定であると報じている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「JR北海道キハ261系気動車」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 KiHa 261 series 」があります。




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