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UH-X : ウィキペディア日本語版
UH-X[ゆーえいちえっくす]
UH-X(ユーエイチエックス)は、Utility Helicopter-Xの略称で陸上自衛隊次期多用途ヘリコプター導入計画を示す。紆余曲折を経て2015年(平成27年)7月17日に富士重工業ベル・ヘリコプターベル 412EPIをベースとした共同開発機を選定した。2021年(平成33年)から20年かけて1機12億円で150機調達する〔防衛省、陸自の次期ヘリ開発に富士重と米ベルを選定 〕。
== UH-1H・J後継機 ==

現在の陸上自衛隊はUH-1HおよびJを採用している。UH-1Hは、ベル・エアクラフトが開発した多用途ヘリコプターで2014年現在運用中のUH-1JはUH-1Hを富士重工業が独自に改良したものである。しかし、単発であるUH-1H・Jでは洋上などを飛行する際の安定性が不十分であり、航続距離も不足していることからUH-60Jとの併用を前提とした新しい双発多用途ヘリの導入を検討した。それには以下の要求が行われた。
*高温・高標高領域での超低空飛行性能
*長距離洋上飛行時の安定性
*(UH-1H・Jと比較して)速度および航続距離性能の大幅な向上
*UH-1Jと同等以下の価格(1機当たり12億円程度を想定)〔自衛隊の次期ヘリ開発、川重・エアバスなど3連合が名乗り=関係筋
既存の多用途ヘリに該当する機種がないことから防衛省は国産開発を決定した。その結果、以下の案が候補として挙がった。
*国産のOH-1をベースとした改造機
*UH-1J双発型
両者の比較検討の結果、OH-1改造案の採用が決定され、2012年3月に防衛省は、OH-1をベースに「新多用途ヘリコプター」を開発することを正式に決定し川崎重工業に発注した。開発費用は7年間で280億円、140機生産の場合1機約10億円を見込んでいた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「UH-X」の詳細全文を読む




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