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統合的構造化発明思考法(とうごうてきこうぞうかはつめいしこうほう、Unified Structured Inventive Thinking、USIT、ユーシット)は、技術課題を革新的・創造的に解決する、アイデアを数多く・網羅的に編み出すための体系的な発想法である。 歴史的に見るとUSITはイスラエルで確立された体系的発明思考法Systematic Inventive Thinking(SIT)の進化版であり、SITはロシアで確立されたTRIZの進化版である。 USITはTRIZのエッセンスを含みつつ、簡単にした方法論なので早く習熟・実践できる。データベースもコンピューターソフトも必要ない。 USITの目的は、短時間で多数の問題解決アイデアを生み出すことである(ここで言う「問題」とは、あらゆる技術分野で日々起きている技術的問題、開発課題を指す)。 USIT手順に従えば、「問題の本質を見つけ、解決策を多く・網羅的に挙げる」という問題解決の極意を誰でも、速く実行できるようになる。USITの手順は、言語で考える論理的な左脳と/イメージで考える情緒的な右脳の両方を刺激して、発想を自然に引き出せるように工夫してある。 USITはかつてフォード自動車の研究所内のみの教育プログラムだったが、現在では全世界のフォード技術部門で教えられている。 == はじめに == 技術者も/科学者も/数学者も/発明家も、誰でも仕事をするからには課題解決をしなければならない。 理工学系の分野は基本的に応用数学者が活躍する(演算的に課題解決する)世界である。しかし“発明”は演算的な考え方だけで生み出すのは難しい。“発明”は凝り固まっていない創造的な思考-ひらめきの結果である。“発明”を生み出す方法は手順化が難しいので、いままで学術界はほとんど“発明”の生み出し方の研究に手をつけていなかった。それでも発明の生み出し方に興味を持つ人はいて、ひらめき・発明のマニュアル化が試みられてきた。演算的/非演算的かはともかく、方法論は体系的であるべきだろう。その点、USITは体系的な方法論である。ただし演算的ではない。 ※演算的(アルゴリズム的) :誰がやっても同じ手順で答えが出ること。 :もしそうなら、コンピュータに任せられる。 :例えば足し算・引き算・掛け算・割り算はコンピュータに任せられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「USIT」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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