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USSコンステレーション対ランシュルジャント : ミニ英和和英辞書
USSコンステレーション対ランシュルジャント[らん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [つい]
 【名詞】 1. pair 2. couple 3. set 
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)

USSコンステレーション対ランシュルジャント : ウィキペディア日本語版
USSコンステレーション対ランシュルジャント[らん]

USS''コンステレーション'' 対 ''ランシュルジャント''(、あるいは1799年2月9日の海戦)は、アメリカ海軍が外国の海軍艦船に対して初めて勝利した海戦である。擬似戦争の間に起きたフランス海軍とアメリカ海軍のフリゲート艦同士の一騎打ちであり、アメリカのUSS''コンステレーション''がフランスの''ランシュルジャント''を捕獲することになった。
1798年、フランスの私掠船がアメリカ商船を攻撃したために、アメリカ合衆国とフランスの間に宣戦布告無き擬似戦争が始まっていた。アメリカ海軍トーマス・トラクスタン代将が率いる戦隊が、プエルトリコセントキッツの間をパトロールするために派遣され、その地域で見つけた如何なるフランス軍戦力をも攻撃するという命令を受けていた。トラクスタンは旗艦''コンステレーション''で戦隊とは独立に航海していたときに、フランスのフリゲート艦''ランシュルジャント''と遭遇し交戦した。''コンステレーション''は嵐を突いてフランス艦を追跡した後、''ランシュルジャント''との交戦に入って1時間40分後、''ランシュルジャント''が降伏した。この戦闘で''ランシュルジャント''は大きな損失を受けていたのに対し、''コンステレーション''の死傷者は少なかった。戦闘後に''ランシュルジャント''をセントキッツまで曳航し、アメリカ海軍のUSS''ランシュルジャント''として就役させた。この戦勝とそれに続いた勝利でアメリカの士気は上がり、トラクスタンは母国に戻ってアメリカ合衆国政府および大衆から栄誉と称賛の歓迎を受けた。
== 背景 ==
1798年、フランスの私掠船がアメリカ商船を攻撃したために、アメリカ合衆国とフランスの間に宣戦布告無き擬似戦争が始まっていた。この攻撃に反応したアメリカ合衆国政府は、フランスの武装艦船を捕獲し、アメリカ艦船に対する私掠船の攻撃を阻止するという命令で、カリブ海に海軍4個戦隊を派遣することで攻勢に転じることにした〔Palmer 1987, p. 81.〕。その戦隊の1つはトーマス・トラクスタン代将が率いるものであり、プエルトリコとセントキッツの間を巡航するべく派遣されていた。トラクスタンの戦隊は、旗艦のフリゲート艦''コンステレーション''、大砲20門搭載のUSS''ボルチモア''、ブリッグのUSS''リッチモンド''とUSS''ノーフォーク''、密輸監視艇のUSRC''バージニア''で構成されていた〔Allen 1909, p. 83.〕。トラクスタン戦隊に対抗するのは、グアドループを基地とする艦船であり、多くの私掠船の他に、フリゲート艦2隻と小さな大砲20門搭載のコルベット艦がいた〔Palmer 1987, p. 97.〕。フランスのフリゲート艦の1つ''ランシュルジャント''が、ミシェル=ピエール・バローの指揮で2月8日にグアダループを出港して来た〔Cutler 2005, p. 25.〕〔Palmer 1987, p. 98.〕。
排水量1,265トンの''コンステレーション''は、公式には大砲36門のフリゲート艦としてアメリカ海軍から分類されていたが、擬似戦争の間に重い38門の大砲を装備していた〔Bauer 1991, p. 9.〕。主甲板には24ポンド砲28門、軽甲板には12ポンド砲10門を備え、''コンステレーション''の主たる武装は396ポンド (180 kg) の投射重量だった〔Allen 1909, p. 99.〕。これに対して''ランシュルジャント''は公式大砲32門搭載のフリゲート艦であり、実際には40門の大砲を載せていた。排水量950トンのこの艦の武装は12ポンド砲24門、18ポンド砲2門、6ポンド砲8門、32ポンド・カロネード砲4門、24ポンド・カロネード砲2門という構成だった〔。投射重量は282ポンド (128 kg) に過ぎなかった。''ランシュルジャント''は大砲の砲門数で上回ったが、''コンステレーション''の方が投射重量が大きく強力だった。乗り移りの場合には、フランス艦の乗組員409名がアメリカ艦の309名を上回っているはずだが、砲撃船の間はアメリカ艦が優勢になるはずだった〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「USSコンステレーション対ランシュルジャント」の詳細全文を読む




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